夏の旅行に、博多祇園山笠を選んだあなたはグルメも楽しみにしているんじゃないでしょうか。
福岡といえばグルメ!というほど、美味しいものだらけで定評があります。その中でも全国的に一番認知度が高いのが”博多ラーメン”ではないでしょうか。
現在は、全国どこに言っても「博多ラーメン」や「九州ラーメン」と看板を掲げたお店はありますけど、やはりその土地その土地に馴染むように味が調整されています。
本場の博多ラーメンは一味違いますのでぜひ味わってください。こってりしてそうでちょっと臭いがキツイ!って感じるかもしれませんが、食べてみるとそんなことはなく意外にあっさりしていることに驚きますよ。
山笠へのアクセスと、福岡生活6年の経験がある筆者おすすめのラーメン店をご紹介します。
【博多】祇園山笠へのアクセスは?
博多祇園山笠の中心となる櫛田神社は、西日本一の歓楽街 中洲のほど近くです。
博多駅までくれば、市営地下鉄中洲川端駅から徒歩数分で到着できます。
博多駅までアクセス
電車であれば、JR各線(新幹線含む)や市営地下鉄にて下車
高速バス利用の場合は、博多バスセンター着または天神バスセンター着のどちらかを確認の上、天神からはバスまたは地下鉄で博多駅へ。
飛行機の場合は、福岡空港より市営地下鉄で博多駅まで2駅
博多駅の駅名の由来
博多祇園山笠とは直接関係ないですが、中には気になる方もいるかと思いますのでご案内します。
福岡県福岡市の主要ターミナル駅がなぜ「福岡駅」ではなく「博多駅」なのか?!
考えてみると、東京都は東京駅、大阪市は大阪駅、名古屋市は名古屋駅なのになぜかという話になります。
元々は、福岡部と博多部という地域に別れていたんです。特徴は福岡部の方が武士の街である(黒田長政公って数年前に大河で流行ったでしょ。)博多部は商人の街だったんですよ(昔から舶来貿易が盛んだった)
そういうベースがありながら、明治になって市町村制になるときに<福岡市or博多市>論争が繰り広げられたそうです。この論争、刃傷沙汰にまでなったそうですが最終的には投票で決することになり、1票差で「福岡市」に決まるという劇的な結果を迎えたそうなんです。
それが1889年の事なんですが、実はこの年の12月に九州鉄道(現JR九州)が開通することになっていて、始発駅となるので駅名は「博多駅」として未来永劫変えることはないという案を福岡市派から博多市派が提示されたという逸話が残っているそうです。
このような流れで、博多駅の名称が決まったそうです。それこそ博多駅なら、なんで博多市じゃないんだ?という声も聞かれますが、実はこういう馴れ初めがあったんですね。
そのあとそのまま続いているのは、細かいことは気にしないのと過去を振り返らないという博多っ子の気質なのかもしれないですね。
博多といえばラーメン!麺の硬さはどう違うの?
博多ラーメンと言えば、”麺の硬さ”ですね。
硬さは注文の際にほぼ100%聞かれますので最初から腹づもりを決めておいてください。
そして、一つ覚えておいて頂きたいのは、博多ラーメンはいかに「ちゃっ」と食べ終わるかで進化してきています。
ですので、麺の量は他の地域のラーメンより少なめです。そして、替え玉を注文することが前提ということですね。そして硬い麺があるのは、それだけ注文してからいかにさっさと食べられるかという点になってくることをご理解ください。
(博多では、麺大盛という考え方は基本的にないですからね)
【麺の硬さ一覧表】
柔らかめ(ヤワ) | 茹で時間
80秒 |
好きな人は好きなヤワ |
普通 | 茹で時間
60秒 |
慣れ親しんだ硬さ。お店の人は普通が一番うまいという目安にしている。 |
硬麺(カタ) | 茹で時間
30秒 |
ちょっと芯があるぐらい。食べているうちに普通になる |
バリカタ | 茹で時間
20秒 |
ハッキリと芯が感じられる。流し込めないレベル |
このような4種類の硬さが一般的です。
もっと柔らかいのや、もっと硬いのもありますがお店によっても違いがあります。
筆者は普段カタで注文することがほとんどです。何度かバリカタに挑戦しましたが、替え玉とかをしてたらふく食べると消化が追いつかず、なかなかお腹パンパンの時間が続くので初心者にはオススメしません。
【博多】ラーメンおすすめ店は?
博多駅構内のお土産物売り場の2階には、それはもう「博多ラーメンといえば、、、」という名店が出店しています。もちろん行列はできていますけど、観光客としていくことを考えると一番効率がいいですよね。
もちろんそこで楽しんでもらうのは間違いはないんですが、ちょっとせっかくだから違うお店にもチャレンジしたいという方のために博多駅から歩いて行けるお店をご紹介します。
お土産用ラーメンでご存知の方も多いはず。
名島亭の本店は、車でないといけない所にあるので地元色が非常に強いして歴史を感じさせる汚さです。正直、観光客にはちょっとキツい。
それが博多駅前にできたJP博多ビルにテナントで入っているから行きやすさは抜群に良くなりました。ぜひ、立ち寄って見てください。
このぴかいちさんは、実はラーメン屋じゃない。
「えっ、ラーメンの特集じゃないの?!」と言われそうですが、ぴかいちを語らずして博多駅前は語れないんです。
メインは「皿うどん」。ほとんどみんなが頼みます。転勤者はここで皿うどんを学ぶと言っても過言ではないぐらい。
日曜定休なので、観光客には行きにくいがご興味があればチャレンジに値する名店です。
赤のれんという同じ看板を掲げる系列店はいくつかありますが、こちらのお店が一番パンチが効いている。
他のお店は観光客のことも意識しているのかパンチが足りない!と感じがしてしまう筆者は、年に1回は足を運ぶ博多ラーメンの源流を知れるお店。
かつてこのお店を紹介されて行った時は、こんなラーメンをよく食べるな?!と思ったものだが、すっかりヤミツキになってしまって忘れられない味になっています。
まとめ
いかがでしたか?
ガイド本には載っているけど、ちょっと探さないと行かないようなお店をピックアップしました。一言で博多ラーメンと言ってもいろいろと種類がありますし、ガイド本に載っていないお店も十分美味しいですよ。
ぜひ思い出のラーメンを楽しんで見てください。