第72回を数える恒例の「清水みなと祭り」が開催されます。
場所は、静岡県静岡市清水区。
富士山が望める港町で、東海道一円を支配したといわれる清水次郎長が生まれた所として知られています。(←古いっ!)
また、「ちびまる子ちゃん」の舞台としてご存知の方も多いのではないでしょうか。
作者のさくらももこさんは2018年8月、53歳という若さでお亡くなりに・・・本当に残念です。
さくらももこさんの出身地であるこの清水区で開催される「清水みなと祭り」。
どんな歴史があるのかご存知でしょうか?
そして、このお祭りでは欠かせない「かっぽれ」!
そんな「清水みなと祭り」について、ご紹介させていただきます!
駐車場についても大きめの駐車場をいくつかピックアップしてみたので、ご参考にしていただけると嬉しいです♪
【清水みなと祭2019】日程と歴史
「清水みなと祭り」は、市民の手作りによる、そして市民がみんなで参加する清水の夏の大イベント。
港や伝統、踊りなど様々な文化に支えられ成長してきたといいます。
2019年の「清水みなと祭り」の開催日や、これまでの祭りの歴史についてご紹介させていただきます。
2019年の開催日程
清水みなと祭りは毎年8月第1週の金土日に開催されます。
ということで、2019年は8月2日(金)3日(土)4日(日)の3日間。
初日の2日(金)は「港かっぽれ総踊り」や、「清水ゆかた踊り地鎮祭」などが行われます。
続く3日(土)は「港かっぽれ総踊り」が、そして最終日の4日(日)は「海上花火大会」などが開催、市民が一丸となってお祭りを盛り上げます。
また、3日と4日の両日に「次郎長道中」が開催!
一般公募で選ばれた役者さんたちが、各観光地や施設へ慰問をおこないます。
一般公募っていいですよね。次郎長親分になりたい人は応募されてみてはいかがでしょうか。
クレージーの殴り込み清水港 【東宝DVDシネマファンクラブ】
「神輿渡御」は最終日の4日に2団体が各地を練り歩き、お祭りをさらに盛り上げます。
開催場所は、清水港日の出埠頭やさつき通りなど。
<お問い合わせはコチラ>
清水みなと祭り実行委員会
所在地: 静岡市清水区相生町6-17
電話番号: 054-354-2189
清水みなと祭の歴史
清水みなと祭りがスタートしたのは1947年。
戦争で焼失し、荒廃した清水をなんとかしたいと願う市民たちが、戦争から立ち直るために始めたそうです。
清水の町に限らず、終戦後の日本はどこの場所でも人々の暮らしはとても大変で、食べるのもやっとという状況。
そんな状況を脱するには、まずは祭りで明るさを取り戻そう!と清水の人たちは考えたようです。
すごいですよね~そんな苦しい状況のときに経済よりもマインドで前を向こう、とシフトしたんですね。
清水の象徴である港をメインに市民を挙げた祭りにしよう!
そんな当時の方たちの思いが、このお祭りにはずっと引き継がれています。
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終戦後の復興として清水港が貿易港として再スタートし、経済でも市を盛り上げていこう、ということで商工会議所などと連携し、「清水みなと祭り」が始まりました。
まずは明るさを取り戻そう、という目的でスタートしたって、まさにこれぞお祭りという感じですよね。
スタートしてからは商工会議所がメインとなり、芸者や婦人会の方たちが『港おどり』『次郎長おどり』『港小唄』 の3曲に合わせて踊りを踊るものでした。
しかしながら、その後曲目が増え盆踊りとしてそれぞれの町内会で同じ踊りを踊るようになりました。
踊りのプロといえる芸者たちがあっちこっちの町内会に出向いて、盆踊りを盛り上げていたそうです。
ですが、お祭りそのものを考えることになるある出来事がありました。
それが1974年の七夕豪雨。
お祭りは中止となり、ここで一度リセットすることになりました。
そして1976年、初めて掲げたのが「市民総参加」。
「みんなと祭り」の意味を込め港祭りからみなと祭りへと名称も変えて、新生「みなと祭り」の誕生です。
そして1987年、これからのお祭りを担っていく若い世代に参加してもらうため、伝統芸である「かっぽれ」を今風にアレンジし、新しい踊りも誕生しました。
お祭りにはこの踊りのほかにも、神輿渡御や自衛隊装備品の展示、そして最終日の海上花火大会など、様々な行事が開催されます。
清水港開港120周年
2019年の「清水みなと祭り」は、清水港が開港して120年を迎える記念のお祭りです。
この清水港は静岡県静岡市清水区にある港湾で、富士山が望める美しい港。
神戸港、長崎港とともに「日本三大美港」と呼ばれています。
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清水港の歴史はかなり古く、日本書紀に初めて出てきたのが663年とのこと。
その後、1605年に徳川家康が水軍の拠点として港町を作り、1863年に横浜港へお茶の出荷を始めました。
そして波止場ができたのが1878年、1899年に開港場に指定されたことで、事実上の清水港の開港です。
戦前はお茶の輸出港として栄え、1952年に国際拠点港湾に指定されたことから規模を拡大。国際貿易港として大きな港になりました。
1899年に開港したこの清水港、2019年で120年目を迎えることから、「清水みなと祭り」も清水港開港120周年の一環として開催されます。
花火大会
3日間開催される「清水みなと祭り」ラストを飾るのはやっぱり花火大会♪
海の台船からは、1時間に1万発もの花火が乱れ打ちされるというこの花火大会、毎年30万人もの人が見物に訪れるそうです。
2019年は8月4日(日)夜7時半からで、7つのステージ構成で美しい花火が夜空を彩ります。
最後のグランドフィナーレが打ち上げられるのは、午後8時28分の予定です。
この花火大会の魅力はスピード感!
次から次へと打ち上げられる花火に、感動するに違いないでしょう。
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また、子どもたちが描いた可愛い絵が、そのまま打ち上げられるというユニークな仕掛けもあります。
見晴らしがいいところなので、少し離れたところから花火を見ることもできます。
花火大会当日は交通規制が敷かれ、どこも混雑が予想されます。
さらに、会場周辺には専用の駐車場はなく、周りの有料駐車場も大混雑となります。
清水駅前からは路線バスや、無料のシャトルバスなども運行されているので、遠方から行かれる方はぜひご利用ください。
【清水みなと祭】かっぽれって何?!
清水みなと祭りに「かっぽれ」が誕生したのは、40回目となった1987年。
お祭りがマンネリ化し参加者が減ってきたことから、主催者側の提案で若い人を取り込めるもの、として考えられたのが「かっぽれ」でした。
踊りの振り付けは江戸芸かっぽれ家元の櫻川ぴん助さん、さらに音楽は宇崎竜童さんにお願いすることにしました。
宇崎竜童さんからは2度断られ(笑)
なんとか3度目でようやく熱意が伝わり引き受けてくれたそうです。
そこで誕生したのが「港かっぽれ!KAPPORE FUNK」。
これが新しい市民踊りとなりました。
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さて、このかっぽれとは?
いい加減な情報を提供するわけにはいきませんので、本家である桜川ぴん助さんの公式サイトを見てみました。
かっぽれは大阪・住吉大社の住吉踊り(重要無形文化財指定)に端を発し、江戸は浅草三社様の境内で大道芸として踊られていたものです。 そこから数えて200年の流れの中で現在、私が「五代目家元」として、本流のかっぽれを残すべく活動するとともに、このかっぽれを次の世代へ、そして世界の(KAPPORE)へと夢をふくらませ「女ひとり」奮闘しています。
引用元 http://www.pinsukekappore.com/index.html
古い歴史があったんですね~。
かっぽれは大道芸やお座敷などで広まり、歌舞伎に取り入れられたことで庶民の間でブレイクしたそうです。
でも気になりませんか?なぜ静岡なのにかっぽれ???
これには理由がありました。
住吉神社は百済支援の際に鎮座しましたが、このときの軍艦を作ったのがその昔清水区にあった”いほはら”という地域の長だったそうです。
これが清水港のルーツだといわれています。
なるほど!
縁もゆかりもあったんですね~。
さて、この「かっぽれ」どんな踊りか気になりませんか?
では、こちらの動画をご覧ください。
なんだか普通の盆踊りより難易度高くないですか?(笑)
わたしならかなり練習しないと踊れそうにありません・・・。
でも確かに若者ウケしそうなリズムと踊り♪実際に飛躍的に参加者が増えたそうです。
最初は「かっぽれ」にファンクを融合させませたが、それからレゲエ、ねぶた、エイサーとどんどん新曲が追加されていきました。
実行委員側のいろんなご苦労、それにさまざまな協力者のもと、市民総参加となるお祭りへと成長したようです。
【清水みなと祭り】駐車場はある?
もちろん、お祭り専用の駐車場はありません。
周辺の有料駐車場を利用することになりますので、ちょっと大きめのところをいくつかピックアップさせていただきます。
エスパルスドリームプラザP1:450台
静岡市清水区入船町10-2
料金:朝8時から夜0時まで1時間200円、それ以外は1時間100円
ベイドリーム清水:1500台
静岡市清水区駒越北町8番1号
料金:無料
清水マリンパーキング:570台
静岡市清水区日の出町 10-80
料金:最初の1時間200円、それ以降30分ごとに100円
日の出パーキング :437台
静岡市清水区松原町9番22号
料金:最初の1時間200円、それ以降30分ごとに100円
清水駅東口立体駐車場:284台
静岡市清水区島崎町219番地
料金:30分100円
近くに大型の駐車場が結構ありますね。
ベイドリーム清水はショッピングセンターなので、営業時間が終わると閉まってしまうのでご注意ください。
大型駐車場がたくさんあるからといって油断しないでください!渋滞が予想されますので、慎重な運転を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
2019年の「清水みなと祭り」は、8月2日(金)3日(土)4日(日)の3日間行われます。
市民総参加となるこのお祭りの目玉は「港かっぽれ総おどり」 と、フィナーレを飾る「花火大会」ではないでしょうか。
ほかにも「神輿渡御」「次郎長道中」「清水ゆかた踊り地踊衆」 など、見どころは盛りだくさんとなっています。
もちろん屋台も登場しますよ♪
清水港開港120周年記念の一環としておこなわれる今年の清水みなと祭り。
テーマは「祝港!熱いぞ 清水の夏」!
戦後の不況から脱するべく、前を向こうと始まったこの清水みなと祭り。
8月4日の清水港開港記念日の前後に行われるのは、港と市民の深いつながりがあるからでしょうね。
毎年70万人もの人が訪れる「清水みなと祭り」。
ぜひあなたも市民総出となる清水のかっぽれを体感してみてください!