季節が一歩前へ進み、冬が近づくに連れて毎年インフルエンザが流行します。
職場や学校でもインフルエンザが蔓延し、学校では学級閉鎖になることも多くなりますよね。
それほどインフルエンザは感染力の強いウイルスであると言えます。
このインフルエンザにかかると、その症状は辛く大変であることから、インフルエンザの予防接種が推奨されています。
しかし、このインフルエンザの予防接種をすると、副作用(副反応)の症状はあるのかが気になりますよね。
そこでここでは、インフルエンザの予防接種をした際の副作用(副反応)について、その症状や副作用(副反応)の期間などについて解説します。
インフルエンザとは
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされ呼吸器感染症です。
一般的な風邪と比較してもその症状が重いため、特に乳幼児や高齢者などの免疫力が低く抵抗力の弱い人、また、持病をお持ちの方などは重症化しやすい傾向にあります。
【インフルエンザ】感染経路
インフルエンザに感染する感染経路は、すでにインフルエンザウイルスに感染している人の咳やくしゃみなどが飛沫し、空気中に拡散され、そのウイルスが鼻腔や気管に侵入することによって感染してしまいます。
また、インフルエンザに感染するのは「飛沫感染」だけではなく、ドアノブやトイレなど、手で直接触れることによる「接触感染」が考えられます。
【インフルエンザ】予防方法
インフルエンザにかからないよう、どのような予防方法を行えば良いでしょうか?
ここからは、インフルエンザの予防方法をみていきましょう。
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今日は、グッと寒さが強くなりましたね! 風邪🤧・インフルエンザにかからぬように、手洗いうがいマスクの着用を…。 #流行#インフルエンザ対策#風邪🤧#芝の鳥一代#鳥一代グループ#居酒屋
予防接種を受ける
インフルエンザにかからないためにも、多くの方が最も行われている予防方法のひとつとして「予防接種」があります。
この予防接種については、接種しているからといって絶対にかからないというものではありません。
しかし、インフルエンザワクチンを接種しておくことで、もし感染しまっても重症化することを予防することができます。
また、インフルエンザワクチンを接種すると、その効果は約5ヵ月続くためインフルエンザのピークの時期をカバーすることができます。
咳やくしゃみは口と鼻を抑えること
普段から、あなた自身が咳やくしゃみをする時は手やティッシュで口と鼻をしっかりと抑えるようにしましょう。
また、それと同時に周囲の人がそのような状況の時は、その人から顔を背けたり、そこから退席するようにしましょう。
アルコール消毒
インフルエンザにかからないためにも、毎日手をしっかりとアルコール消毒をしましょう。
インフルエンザウイルスは、きちんと手洗い・うがいを徹底して行うことで予防することができます。
毎日の健康管理
睡眠と栄養をしっかりとり、外出先から帰宅した場合は必ず手洗い・うがいを行いましょう。
不摂生は免疫力低下につながります。
免疫力が低下するとインフルエンザに感染しやすくなるため、普段からの生活習慣を見直すことが大切です。
また、外出時にはマスクを着用し、人混みを避け、自宅にいる際は、乾燥を避けるためにも加湿器などを使用して適度に湿度(50〜60%)を保つようにしましょう。
【インフルエンザ】症状
普通の風邪と勘違いされやすいインフルエンザは、風邪よりもより高熱となり、のどの傷み以外にも関節痛や筋肉痛が伴うため、すぐにその違いが分かると言われています。
また、普通の風邪と比較しても急激に高熱になるなど、症状がすぐに現れるのも特徴です。
インフルエンザの症状は全身に及び、倦怠感として現れるでしょう。
インフルエンザの潜伏期間は1〜4日となり、平均して2日という短期間で症状は治まりますが、特に乳幼児や高齢者、また持病をお持ちの方は他の病気を併発する恐れもあるため、十分注意しなければなりません。
【インフルエンザ予防接種】副作用(副反応)の症状は?
インフルエンザを予防するためには、ワクチン接種が有効であると言われています。
しかし、そのインフルエンザの予防接種を接種する際に気になるのがその副作用(副反応)です。
実際には、インフルエンザにならないよう、また、もしもかかってしまった場合でも、症状を軽く抑えるためには予防接種は受けておきたいものです。
ここからは、インフルエンザの予防接種を接種した場合の副作用(副反応)の症状についてみていきましょう。
【インフルエンザ予防接種】副作用(副反応)とはそもそも何?
インフルエンザの予防接種を接種すると、その注射した患部が赤く腫れてかゆいなどといった症状に見舞われたことはありませんか?
これは、インフルエンザの予防接種を接種したことによる副作用(副反応)であると言われています。
この副作用(副反応)については個人差もあるため、すべての方に副作用(副反応)が出るわけではありません。
このような症状は、インフルエンザワクチンに対して身体が反応し、抗体が作られていることが証明されています。
この副作用(副反応)とされる症状は、通常2〜3日におさまります。
また、人によっては発熱したり全身に倦怠感を感じるだけではなく、まさにインフルエンザにかかったかのような頭痛が起こるなど、様々な副作用(副反応)の症状が伝えられています。
このような場合でも、副作用(副反応)は2〜3日でおさまることがほとんどです。
インフルエンザの予防接種をして副作用が出る確率は10〜20%ほどで、それが特に大きな問題となるようなことはなく軽度な症状でおさまる場合が多いです。
しかし、すべて軽度な副作用(副反応)で終わることはありません。
次は、注意が必要な副作用(副反応)をみていきましょう。
【インフルエンザ予防接種】注射した患部が広範囲に腫れ上がる
一般的に予防接種を接種した際に赤く腫れ上がるという副作用(副反応)が生じることもありますが、それはごく狭い範囲で起こるものです。
それが、稀に広範囲に渡って腫れ上がるという方がいます。
この腫れ方が、肘や肩など明らかに広範囲であると疑われる場合は、アレルギー反応を起こしている可能性が高いため、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
【インフルエンザ予防接種】呼吸ができない・苦しい
予防接種をしたことで息苦しく呼吸ができないなどといった症状や、急に全身にじんましんが出た、また、意識が低下するなど、時に嘔吐や吐き気などの症状が出た場合はアナフィラキシーショックの症状である可能性が高いです。
そのため、予防接種直後の30分以内に急激に症状が進行し、時に死に至ることもあります。
実際あらゆる予防接種に卵が使用されるため、卵アレルギーの方は、その成分でアナフィラキシーショックとなる可能性が高いと言えます。
もしもあなたが卵アレルギーに該当する場合は、予防接種は避けるようにしてください。
【アナフィラキシーショックとは】
外部からアレルゲンが体内に入ることで急激に引き起こされる全身性の強いアレルギー反応のためにショック状態になること。ハチに刺されたり、特定の食物を口にしたり、あるいは薬物の投与、ラテックス(ゴム)との接触などが原因となる。アレルゲン摂取後、呼吸困難や意識障害といった症状が現れたらすぐにアドレナリンを筋肉注射する必要があり、処置が遅れると早い場合で15分ほどで死亡することもある。
(出典:コトバンクより)
【インフルエンザ予防接種】手足に力が入らなくなる
予防接種を受けた後、1〜3週間後に、急に手足に力が入らなくなる、また、呼吸ができなくなるなど、このような症状が出た場合は、ギランバレー症候群の可能性が高いと言えます。
これは、神経内科などで適切な治療を行うことで快方に向かうことが多い病気ですが、時間がかかります。
このように、予防接種を接種後1〜3週間経過した後に手足に力が入らなかったり、しびれを感じる場合は注意してください。
【インフルエンザ】予防接種の副作用(副反応)はいつからいつまで?
インフルエンザの予防接種をすると、10〜20%ほどの方に、副作用(副反応)として、注射を接種した患部が赤く腫れることがあります。
この腫れは、身体にインフルエンザの抗体が作られているという証拠となるため、何も大変な副作用(副反応)であるとは言えず、一般的に起こり得ることです。
そして、それに対して上記の副作用の場合以外は、何らかの処置を行わなければならないということもありません。
通常は2〜3日もすれば腫れもかゆも赤みも自然となくなりますので安心してください。
まとめ
いかがでしたか?
インフルエンザの予防接種を接種した際の副作用(副反応)について、その症状や副作用(副反応)の期間などについて解説しました。
インフルエンザの予防接種を接種すると、その副作用(副反応)は顕著に現れる方とそうでない方といるため、一概にすべての方に副作用(副反応)が生じるとは言い切れません。
また、副作用(副反応)としては接種した患部が「赤く腫れる」「かゆい」などといった症状が現れますが、通常2〜3日で症状はおさまります。
一方で、重篤な副作用(副反応)が現れる方もいるため注意が必要です。
インフルエンザの予防接種による副作用(副反応)が心配な方は、ぜひこの記事を参考に、接種を検討するようにしてくださいね。