加湿器と空気清浄機の違いは?一体型のメリット・デメリットは?

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加湿器と空気清浄機といえば、もはや家電生製品の主要ラインナップとなりましたね。

私の子供の頃は、どちらもなかったような気がしますが町のクリニックや歯科医院、マッサージ店など、たまに行く機会がある施設ではどちらか一方を目にすることが当たり前になっています。

 

その2つの家電を自宅に置くとなるとスペースの問題が出てきますが、そんな時に一体型の加湿空気清浄機という選択肢が出てきます。その選択肢は一体どうなのでしょうか?

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加湿器と空気清浄機の違い

 

まずは、加湿器と空気清浄機の違いを明らかにしようと思います。

なんとなくはご存知だとは思いますが、少し細かく見ていきます。

加湿器

 

加湿器は、文字通り湿度(空気中の水分量)を高めるものです。

日本では冬場の空気の乾燥に加えて、エアコンなどの暖房機器の利用によって低下した湿度を上げるために利用されます。

 

湿度が下がると、喉の乾燥やウイルスや菌が活動しやすい環境になるため体調不良の原因なるためケアする必要があると言われています。

また、湿度が上がると体感温度が上がるため冬の湿度管理は暖房という側面もあります。

(高温多湿の日本の夏が厳しいのはこのためです)

ちなみに、目安となる湿度60%程度と言われています。

空気清浄機

 

空気清浄機が空気から何を取り除いてくれるのかというと、花粉・ハウスダスト・嫌な臭いなどです。

ご存知の通り、日本国内では花粉症で悩む方が多数いるので空気清浄機を利用されている方もいらっしゃいます。

 

実はこの空気清浄器は、我々が思うよりも歴史が古く19世紀のイギリスで利用が始まっています。

産業革命に湧くイギリスでの主たるエネルギーは石炭でした。石炭を燃やすことで発生する煙から身を守るために考え出されたんですね。

(それまではただの換気だけだったんです)

日本では、高度経済成長の頃に工場の大気汚染や工場用排水の公害問題が取り上げられる手前で発売が開始されました。

また、当時は花粉症もさることながらタバコの煙対策として利用されていたようです。

(今では考えられませんが、20世紀が終わる頃までは会社などでは各自のデスクの上に灰皿があって、みんながモクモクさせているのがフツーだったんですよ。)

 

現代では、ペットの臭いや食べ物の匂いなどケアのために購入される方が多いようです。

ちなみに、空気清浄機ではタバコの副流煙に含まれる有害物質は取り除けませんので、過信は禁物です!

新鮮な空気が欲しい❤️

加湿器と空気清浄機の一体型はメリットは?

 

”加湿空気清浄機”という呼ばれる読んで字の如く、加湿器の機能と空気清浄機の機能を一体化させた家電のことです。

その一体型のメリットについて考えてみましょう。

・設置スペースが1台分で大丈夫

・電気代が加湿器+空気清浄機よりも安くつく

・コンセントが1つで良い

・加湿と空気清浄がお互いの機能を補完しあって効果大

・本体代金が加湿器+空気清浄機よりも安くつく

ザッと考えたところこんなところでしょうか。

スペースやコンセントの数などお住いの都合は多岐にわたるので、状況を確認して頂くこととします。そして、コスト面についてもどの商品を選ぶかによって程度が変わってきますので、算盤弾いて頂けたらと思います。

 

こちらでは、「お互いの機能を補完しあって効果大」という点についてご説明します。

空気清浄機の目的で書いた通り、花粉やハウスダストを吸着して空気を綺麗にすることが目的ですが、空気が乾燥していると空気中にフワフワと舞いやすくなります。

(晴れ続きの夏の甲子園の土埃を思い出してください)

 

そんな時、水を舞いて土埃が舞いにくくするように、加湿器で部屋の湿度を上げると花粉やハウスダストが下に落ちやすくなってくるんです。

そうすると、鼻の周りの空気が綺麗になってくれるというわけなんですね。

 

このことから言えるのは、加湿空気清浄機にしていたら効果が体感できる!ということ。

空気清浄機だけだと効果が目に見えないので「効果があるの?」と疑問が湧く日もあるでしょう。でも、加湿については湿度という数字を見て確認できるんですよ。

インテリアとしてもおさまりのイイのなら良さそうだ♪

加湿器と空気清浄機一体型のデメリットは?

 

それでは逆に加湿器と空気清浄機一体型のデメリットについて考えていきましょう。

基本的には加湿機能に関係することがほとんどです。

・加湿機能部分の掃除の手間がかかる

・加湿機能がカビの原因になるかも

・どちらかの機能が壊れると片手落ちまたはどちらもダメになる

・加湿機能が加湿器単体に比べて劣る

・給水タンクが小さくので給水頻度が増える

結論として、加湿器という製品自体がカビとの戦いであるという前提があります。

そして、それは日頃のお手入れでしか対応していけないのですが、いかにお手入れしやすいかという問題が次に出てきますよね。

 

そのあたりの諸問題を解決すべく単体の加湿器は進化・改良が進んでいるのですが、いかんせん空気清浄機のおまけとして付く加湿機能ではそこまでカバーできていないことがほとんどです。

 

それは給水タンクの容量や製品設計など、加湿空気清浄機という1つの製品としてのバランス(形状や重量など)を考えた時になかなか難しい部分もあるのだろうと推察されます。

やっぱり合体させるとその分重たくなりますよねぇ〜

まとめ

 

いかがでしたか?

結果的に一体型が良いかどうかというと、置き場所の問題がありますが空気清浄機と加湿器をそれぞれ単体で購入された方が効果は高まって満足度が高いんじゃないかと思います。

もちろん、コスト面(本体価格と電気代)の兼ね合いもあるので様子を見ながらになりますけどね♪