陶器市の中でも全国屈指の人気を誇る有田陶器市。
筆者も大好きで毎年関西から車を運転して参戦しています。
なぜ車かというと、陶器市で購入した戦利品たちを持ち帰るためには車が必要だからです(笑)
筆者の有田陶器市との出会いは、そもそも転勤で福岡県に住んでいる時期があって、結婚した最初のゴールデンウィークです。
結婚して九州にやってきた妻を各地へ連れ出すことが目的でした。
「皿なんてヤマザキ春のパン祭りで十分じゃないか!!」
そう言って白いお皿ばっかりだった食器棚が、今では色とりどりのお皿たちに入れ替わるぐらい、どハマりしていった妻と集めた戦利品とオススメのお店をご紹介します。
また、何度か行くうちに我が家が気をつけている攻略法もまとめています。
【有田陶器市】俺の戦利品
陶器市で購入できるものとしては、お皿・茶碗・湯のみ・マグカップが代表選手ですね。
そのほかには、陶器でできたワイングラスやデキャンタなんかがあったり、豆皿や箸置きなんていう小物が多いです。
小物とはその時の出会い次第になるので、我が家の戦利品を「お皿の部」と「マグカップ・湯のみの部」に分けてご紹介しますね♪
お皿の部
黄色のパスタ・カレー皿
まずは一番気に入っているのが、この黄色のお皿。
この写真で伝わるかわかりませんが、雪平鍋のような凸凹があるんですよ。
なかなか黄色のお皿って珍しいでしょ?
もし、あったとしても上品じゃないと変な感じになってしまいます。
なんとなくカレー皿って「白」っていう固定観念がありますけど、「黄色」もなかなか良いですよ♪
ただの家のカレーが、格段に値打ちが上がります。
おかずに使う和風皿
お皿の種類をなんといったらいいのかわかりませんが、肉じゃがとかハンバーグなんかのおかずに使うお皿です。
写真では伝わらないと思いますが、このなんとも言えない上品な色味が気に入っています。
本当に家でチャチャっと作った肉じゃがが、割烹で出てきた料理のように見えます(笑)
それぐらいお皿ってすごい力を持っているんですよね。
ハンバーグをこういうお皿に盛り付けると、和風ハンバーグになってスゴイ隠し味が隠されているように勝手に想像して美味しく食べられますね♪
洋風で万能なおしゃれ皿
この2種類のお皿は、私たちが一番最初に有田陶器市に行った時に気に入ったお皿です。
単純にこんなキレイなお皿って、普段見かけることがないじゃないですか?
だから、こんなお皿を使い始めることで、うちの妻が“白い皿”から脱却していくキッカケになりました(笑)
どちらも使い方によって様々なニュアンスを出してくれます。
ハンバーグならちょっと手の込んだハンバーグに見えます(たとえレロルトであっても)
そして、お刺身を盛り付けても映えるし、野菜の炒め物なんかもイイ感じで食欲をそそりますね。
駄菓子を豹変させる皿
こんなオシャレなお皿でおやつが食べられる幸せは、なかなかないですよ。
サイズ感が分かりずらいかもしれませんが、お茶と一緒に出す小皿です。
食事のおかずに使うには小さいと思います。
この鮮やかなピンクでおやつを楽しむ時間は至高ですよ♪
マグカップ・湯のみの部
朝食用マグカップ
バタバタする朝にこの安定感あるマグカップだと、なんとなく安心できる。
容量もフツーのマグカップよりも大きいのでたっぷり入るのも安心感につながっているのかもしれません。
我が家では、朝専用となっています(笑)
カラフルな湯のみ
湯のみとなると、どうしてもお年寄り向けになってしまいますよね。
だからまだまだ若輩者の私たちは避けてしまいますが、やぱりお茶を飲むときは湯のみの方がしっくりくる。
だから、こんなカラフルな湯のみを見つけたので買っちゃいました。
ラインの部分がしっかりと指にかかるので、滑り止めにもなって長く使えそうな感じです。
立ち姿が美しいマグカップ
この上品な色味が。。。
藍色って本当に微妙な違いで上品さが出るか出ないか変わってくるじゃないですか?
その絶妙な藍色なんですよ。
右側のグレーもなかなか味のある感じでしょ?
お皿の部でご紹介した「おかずに使う和風皿」と同じ色味です。
窯元さんはもちろん同じ。
このマグカップは、ちょっとリッチな休日の午後を演出するにはマストアイテムですね♪
力の入らないカップ&ソーサー
このなんと見えない色味とサイズ感が気に入っています。
カップ&ソーサーのセットで探すと、どうしてもすごく小さいサイズのものかお紅茶を頂くようなワイドな口径のものがほとんどですよね。
これぐらいのサイズ感ってけっこう珍しいし、色味も良かったので一目惚れで購入。
実際に、来客時に使ったりするとどんな方でも反応します(笑)
このカップ&ソーサーを購入した翌年、同じ窯元に行っても販売していなかったのでたった1年だけの方だったのかもしれません。
こういう出逢いも陶器市ならではですね。
【有田陶器市】オススメのお店
カマチ陶舗
カマチ陶舗は、一般には知られていないプロ仕様の窯元です。
普段は一般小売は全くせず、一流ホテルやレストラン向けの業務用の販売のみに特化しています。
そんな窯元が、有田陶器市の期間だけ一般小売を行なっているので知る人ぞ知るスペシャルな存在。
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というのも、一般的に「陶器市」というと激安で陶器が買えると思っていく方が多いと思いますが、カマチ陶舗さんは全く安くないです!
だいたい1枚あたり5,000円前後は覚悟してください!!
でも、元の値段はもっともっと高いし、この有田陶器市のタイミングでしか購入できないんですよ。
だから、お皿好きの方だけに行っていただきたい。
うちの戦利品の中では、「黄色のパスタ・カレー皿」「おかずに使う和風皿」「立ち姿が美しいマグカップ」「駄菓子を豹変させる皿」がカマチ陶舗さんのものです。
最近は、すっかりカマチファンとなって、有田陶器市に着いたらまずカマチ陶舗さんに行って、その年の予算だてをするほどです。
藍土
藍土さんは、常設店舗を構える陶器のお店です。
陶器市では、各窯元さんが自分たちの商品を販売する形態が基本ですが、藍土さんのように普段から営業しているお店では様々な商品を取り扱っています。
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特に、若い世代でまだそんなに陶器の世界がわからないという方にとっては、陶器市で見るほとんどの商品が伝統的なデザインなのでお年寄り向けに感じてしまう。。。
それに対して、藍土さんでは比較的若い層向けの商品をラインナップしていて、有田焼やご近所の波佐見焼を揃えてくれています。
だからこそ、有田陶器市に初めて行く方や「お皿なんて山崎パン祭りで十分じゃないか!!」という方は、まず初めにご覧になることをオススメします。
だから「朝食用のマグカップ」は、藍土さんで購入しました!
デザインが豊富に揃っているので楽しく選べますよ♪
通販サイトもあるので、まずはのぞいてみて下さいね♪
貞泉窯
こちらは窯元が直接出店しているお店。
こちらの窯元も普段は旅館や割烹のみに卸しているので、小売で手に入る機会は少ないそうです。
「洋風で万能なおしゃれ皿」は、この貞泉窯の商品で釉薬の色のラインナップは豊富なので選び放題!
我が家は、一番最初にこの貞泉窯のお皿で業務用食器の良さを感じることができたので、今でも大切に使っています。
陶器市期間の後半や、夕方ぐらいになると割引価格になったりするので、
「お、良さそうだな」
そう思った場合は少し粘るとお安くなるかもしれませんよ♪
【有田陶器市】攻略法はこれだ!
我が家が毎年のように有田陶器市に行って、試行錯誤の結果見出した攻略法をお伝えしましょう。
ポイントは以下の3つ!!
・朝は9時までに陶器市会場に到着
・歩きやすい靴はマスト
・お皿とは一期一会!悩むなら買っておく!!
陶器市自体は、9時からスタートのお店がほとんどで、来場者も10時から12時に到着するパターンが一番多いです。
とりあえず、混雑するので9時までには到着して歩き出せるようにしましょう。
準備中でもだいたい見て回ることはできます!
そして、陶器市会場を端から端まで往復したり、また戻って買い煮いくとなるとかなり歩きます!
たぶん10km近くは歩くんじゃないかな。
だから、靴は歩きやすいものを必ず用意しましょうね。
そして、一番重要なのが「悩むなら買う!」ということ。
これは行くと分かりますが会場は田舎の1駅分ぐらいの距離でかなり歩きます。
しかもお店はずっと並んでいるので、もっと先に良いものがあるかもと思ってしまうものです。
ひとしきり見終わった時に、どっちが良いかなぁなんて悩むこともザラです。
そうやって悩むのも買い物の楽しみですが、もし本当に悩んだなら両方買うことをオススメします!
「力の入らないカップ&ソーサー」で買いた通り、来年やっぱり欲しい!と思ってももう買えないかもしれません。
だから、陶器との出会いは一期一会と思って、両方買うということもアリです!
まとめ
いかがでしたか?
筆者の有田陶器市の戦利品たちとオススメのお店をご紹介しました。
そして、毎年通う経験からの攻略法もまとめました。
陶器市の雰囲気自体をまず楽しんで、お安く手に入る陶器をまとめて買うのも楽しみ方ですし、カマチ陶舗や貞泉窯のような業務用しか扱っていない普段出会うことのない食器と出会うのも楽しみ方の1つです。
そんな楽しみ方をより堪能するためにも、攻略法を確認してスケジュールを立てて楽しんで行きたいですね。