【甘酒】犬に飲ませて大丈夫?効果と注意点

甘酒

近年、甘酒飲む点滴」または栄養ドリンクなどと呼ばれるほど注目されていることをご存知ですか?

特に人間の私たちからすると、寒くなってくると甘酒を手にし、飲む機会が増えると思います。

とても栄養価が高いことからブームにもなり、私たちはよく飲んでいますよね。

そんな甘酒を、おうちの愛犬に飲ませても良いものでしょうか?

ここでは、甘酒を犬に飲ませることの効果や与える際の注意点について解説します。

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【甘酒】犬にも効果アリ?!

 

甘酒には、酒粕から作る甘酒と米麹から作る甘酒があります。

実際、犬にも甘酒を与えることは栄養価の高い飲み物としておすすめです。

そんな甘酒は犬にも効果ありと言われていますが、実際どのような効果があるのでしょうか?

甘酒の栄養成分をふまえみていきましょう。

【甘酒】犬には米麹から作るものを飲ませてあげましょう

 

同じ甘酒の種類でも、酒粕から作る甘酒と米麹から作る甘酒があります。

実際、酒粕から作る甘酒にはアルコール分を含むため、犬に与えるには不向きです。

 

一方で、米麹から作る甘酒は、原料が米麹とお米、水から作るのでまったくアルコール分を含まないため、犬にも与えても問題ありません。

むしろ、人間である私たちが健康的に飲むことができる飲み物であることから、犬にもぜひ与えてあげましょう。

【甘酒】栄養成分はどうなっている?

 

甘酒の主成分は「ブドウ糖」となり、ビタミンB1、B2、B6、麹酸、ブドウ糖、オリゴ糖、葉酸、食物繊維や必須アミノ酸(アルギニン・グルタミン・システインなど)を9種類も配合しています。

 

また、ビタミンEよりはるかに高い抗酸化作用のある「エルゴチオネイン」が配合されているため、とても栄養価の高い飲み物として親しまれています。

【甘酒】酒粕と米麹の違いは?

【甘酒】酒粕から作る特徴とは?

 

酒粕から作る甘酒は、酒粕を水に溶くことで作ります。

実際、日本酒の絞りカスのため、甘味成分はほぼありません。

そのため、甘酒として作る場合は適量の砂糖を加えて作ります。

酒粕にはアルコールが含まれているので、当然、酒粕から作る甘酒にはアルコール分を含んでいます。

そのため、犬には酒粕から作る甘酒は与えないようにしてください。

【甘酒】米麹から作る特徴とは?

 

米麹から作る甘酒は、その原料は米麹とお米、水を使用し、それを混ぜて発酵させることで作ります。

 

この時、お米のでんぷん質が分解・発酵するため、自然の独特な甘味を楽しむことができます。

これには砂糖を加えずに作られていること、また、アルコール分を含まないため、犬はもちろん、小さなお子様も安心して飲むことができます。

酒粕から作る甘酒も身体にとってとても良い効果をもたらしてくれますが、実際、栄養価が高く、飲む点滴とも言われる栄養成分を含むのは米麹から作る甘酒のため、ぜひ、健康効果を期待するためにも、犬にも与えてあげてくださいね。

【甘酒】犬への効果とは?

 

ここからは、甘酒を与えることで得られる犬への効果についてみていきましょう。

【甘酒】犬への良い効果とは?

 

米麹から作る甘酒の成分は、実は病院で私たちが点滴を受ける際の成分と変わりません。

また、甘酒を作る過程において発酵時点ですでに栄養素が分解され、身体に自然と吸収されやすいように変化してくれるため、身体にとって良い効果をもたらしてくれます。

そして食後に米麹から作る甘酒を飲ませると、消化吸収を助ける効果を期待することができます。

このようなことから、米麹から作る甘酒は、犬に積極的に与えてあげてくださいね。

【甘酒】シニア犬の食欲増進&水分補給に

 

米麹から作るアルコール分を含まない甘酒については、シニア犬に特におすすめです。

甘酒は、食欲増進させてくれるだけではなく水分補給にも効果が高く、便秘解消にも効果を発揮すると言われています。

 

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しかしながら、どれだけ高い栄養素を含むと言われていても、犬に与えすぎることはカロリーオーバーにもなります。

そのため、食欲増進のために毎食甘酒を与えることのないようにしましょう。

【甘酒】犬にあげる時の注意点

 

これだけ栄養価が高く、自然な甘味のある米麹から作る甘酒は、私たち人間もつい1日にたくさん飲んでしまいそうです。

しかし、人間でも1日の摂取量を守ることが健康効果を高めるため、これは犬に与える場合も同じことが言えます。

 

つまり、私たち人間が米麹から作る甘酒を美味しいからと言って過剰摂取することで太ってしまうのと同じで、犬に与える際も、与えすぎることで太らせてしまい、逆に健康効果を損ねてしまう恐れがあります。

 

本来、栄養素が豊富に含まれているため、ダイエットの時に飲む飲み物としても最適ですが、この時も結局は飲みすぎては何の意味もありません。

このようなことから、食後に犬に甘酒を与える場合は、1日に大さじ1杯を適量として与えてください。

 

また、甘酒は米麹から作るものを与えるようにしましょう。

これは、発酵由来成分が豊富に含まれているだけではなく、犬の腸内環境を良い状態に改善する効果を期待することができます。

 

まさに、人間と同様の効果を得られることが分かりますね。
ちなみに、人間は1日に200mlの摂取量に留めるようにしましょう。

【甘酒】犬に与える時の注意点とは

 

犬に与えてもとても健康効果が高い米麹から作る甘酒ですが、実際、犬に与える際にはいくつか注意点があります。

以下に挙げている点について確認しておきましょう。

甘酒の注意点① 腫瘍のある犬に与える場合

 

甘酒には主成分としてブドウ糖や果糖などが含まれています。

しかし、がんなど腫瘍性疾患のある犬に与えることは禁忌です。

これは、がんなど悪性腫瘍については、ブドウ糖をエネルギーとし、乳酸を産出します。

そして、その乳酸をブドウ糖に還元しようとしますが、この時、多くの体力を奪われてしまい、逆に栄養失調となる可能性があるのです。

 

いくら甘酒が飲む点滴と言われるほど栄養価の高い飲み物であったとしても、腫瘍のある犬に与える場合は良い効果をもたらすとは言い切れないため、必ず獣医師による指示を受けることが大切です。

甘酒の注意点② 酒粕から作る甘酒は与えてはいけない

 

冒頭でもご説明している通り、甘酒には2種類あります。

酒粕から作る甘酒と米麹から作る甘酒がありますが、酒粕から作る甘酒にはそもそも甘味成分として砂糖を使用して作られるため、犬にアルコール分や砂糖が含まれた甘酒は、身体にとって悪影響を及ぼす可能性が高いと言えます。

 

つまり、犬に甘酒を与える場合は、酒粕から作る甘酒は与えないようにしましょう。

犬に甘酒を与える場合は米麹から作る甘酒を与えるようにしましょう。

 

これは、犬の身体には人間のようにアルコールを分解する機能が備わっていません。
もしもアルコール分が含まれた甘酒を犬が飲んでしまうと、アルコールが身体から抜けず、健康状態の悪化につながる恐れがあります。

 

このようなことから、酒粕から作る甘酒を犬に与えることのないよう、成分を確認して与えるようにしてくださいね。

まとめ

 

いかがでしたか?

甘酒を犬に飲ませることの効果や与える際の注意点について解説しました。

甘酒はとても美味しく栄養価の高い飲み物として、私たち人間も好んで飲む飲み物ですね。

 

犬にとっても甘酒は良い栄養を与えることができるため、積極的に与えてあげるのは特に問題のないことです。

その際、腫瘍のある犬に与えること、また、酒粕から作る甘酒は犬の健康に悪影響を与えることになるため、注意してください。

 

そして、1日に与える量についても用量を守って与えることが愛犬の健康につながります。
うまく食生活に取り入れ、犬も人間も健康的な生活を送りましょう。