博多のお祭りといえば、、、
博多どんたく、博多祇園山笠、筥崎宮の放生会と続きます。
九州北部では「おくんち」と呼ばれる秋の収穫に感謝するお祭りがあり、実は博多でも行われているんですね。
しかも、博多のお祭りといえばお櫛田さん!
”博多おくんち”もお櫛田さんで行われます!!
”三大くんち”の1つと言われる「博多おくんち」を調べてみました。
博多おくんちとは
「唐津くんち」や「長崎くんち」と並んで”三大くんち”と呼ばれる収穫を感謝する秋の例大祭です。
”くんち”や”おくんち”という言葉は、九州北部にのみ残るもので福岡県・佐賀県・長崎県で使われています。
【博多おくんち2019】の日程
毎年10月23日と24日に開催されます。
2018年は火曜日と水曜日という曜日まわりになっていますね。
※前日22日には、博多埠頭の浜宮にて浜宮祭り・神輿清めが行われます。
お祭りとしては、以下のようなものが行われます。
- 五穀豊穣市
- 秋季大祭
- 千灯明
- 御神幸
また、10月上旬には奉納相撲大会や奉納柔道大会が行われ子ども達も楽しみやすい行事となっているんですよ。
【博多おくんち2019】の歴史
戦前まで毎年11月23日に行われていた新嘗祭を、戦後昭和28年に日程と名称を変更して新たに始められたお祭りなんです。
博多の総鎮守・櫛田神社の秋季大祭として1,200年前から続く秋の実りに感謝する伝統行事なんですよ。
【櫛田神社へのアクセス】
地下鉄「中洲川端駅」「祇園駅」から徒歩5分
JR博多駅から徒歩15分
住所:福岡市博多区上川端町1-41
おくんちの語源は、「御九日(おくにち)」という秋の重陽の節句9月9日を指す言葉が訛ったものだと言われています。
【博多おくんち2019】千灯明と御神幸が見どころ!
初めてのお祭りに行くときは、どこを楽しめばいいか予習しておかないとせっかくの機会がもったいない!博多おくんちの見どころをご紹介します。
とくに博多おくんちのメインイベントとも言える御神幸で使われるお神輿は、櫛田神社にある3基のお神輿のうち1年に1基だけが使われます。
3基のお神輿とは、、、
大幡大神「櫛田宮の神輿」 冷泉町
天照大神「大神宮の神輿」 上川端町
スサノオ大神「祇園宮の神輿」 祇園町
そして25年に1度の御遷度周年の節目に3基が全て登場するんです。
前回は、2007年でしたので次回は2032年となります。
千灯明
23日18時からは、櫛田神社境内で2,000個以上の灯明で風神などの地上絵が描かれます。
中のろうそくが短くなってくると、炎がゆらぎなんとも幻想的な雰囲気に。
秋の夜長を楽しむにはうってつけの行事ですね。
御神幸
お祭りといえば、お神輿です。
博多おくんちのお神輿は勇壮な男衆ではなく、ギャル神輿でもない、牛なんですよ。
牛車に神輿を乗せているんです。
そして、その後ろには色鮮やかな衣装を着た可愛い稚児行列と小学生の金管バンドが並び、約2 時間博多の街を練り歩くんです。
その他
【五穀豊穣市】
博多の五穀豊穣といえば水産物や農産物。
博多おくんちの前日22日と23日は、持ち寄られた物産で市が起ちます。
いまや全国的に博多は食の都と認知されているので、ぜひ素材を楽しんでください。
【奉納相撲大会・奉納柔道大会】
博多おくんちに先立って、10月上旬に奉納相撲大会と奉納柔道大会が行われます。
(出典:http://www.2912103.co.jp/nakasu/09/200610130000.html)
情報はあまりないですが、相撲大会に関しては博多小学校の4年生〜6年生が登場するようです。
【悠久の舞】
初日に行われる秋季大祭では、櫛田神社にて巫女が「悠久の舞」を披露します。
厳かな雰囲気を楽しむことができますよ。
【博多おくんち2019】全体スケジュール
10月22日
・午前10時 浜宮祭(~午後3時まで、浜宮にて甘酒無料接待)
・午後4時 神輿清め(博多築港浜宮まで)
・午後6時より 博多灯明ウォッチング(~午後9時まで、神社境内)
・午前10時~午後4時 五穀豊穣市(神社境内で新鮮な野菜や魚を販売。売切れるまで)10月23日
・午前11時 秋季大祭
・夕刻より 千灯明(神社境内)
・午後3時/午後6時 松前神楽(神社拝殿)
・午前10時~午後4時 甘酒無料接待※なくなり次第終了
・午前10時~午後4時 五穀豊穣市(神社境内で新鮮な野菜や魚を販売。売切れるまで)10月24日
・午後2時 御神幸式(神輿や稚児行列)(出典:https://yokanavi.com/event/65044/より)
※昨年実績
合間合間で甘酒無料接待があるのでぜひ頂きたいところですね。
櫛田神社に続く川端商店街では、名物”川端ぜんざい”があるのでぜひお楽しみください。
※なぜかクソ暑い夏でもぜんざいを売っているぐらい名物です。
まとめ
いかがでしたか?
なかなか知名度がないお祭りとはいえ、”三大くんち”の一つですから楽しむ要素は満載です。
この時期の博多旅行を計画されている方は、ぜひ合わせて行かれることをおすすめします。
博多の街は、こういうお祭りシーズンは特に活気溢れるので楽しめること間違いナシ!!