地域による差はありますが、年間三分の一程度は雨の日ですよね。
雨というだけで、どうしても憂鬱だとかめんどくさいというようなマイナスイメージばっかり先行してしまいますが、年間の三分の一もそんな気分でいるのは勿体無いですよ!
もし、そんな雨の日のマイナスイメージがなくなれば、一年を通してハッピーな毎日が続くんじゃないでしょうか。
そのためにも雨の日のマストアイテムである「傘」にこだわると、アガるんじゃないか?と思ったんで、品質重視でこだわった日本製の長傘を探してみます。
日本の傘の歴史
あまりにも日常的すぎて考えたことがなかったですが、傘ってどれぐらい前から使われていたんでしょうか。
今のような形(洋傘)はそんなに昔からではないでしょうけど、時代劇では番傘と言われるような和傘はよく登場しますよね。
ちょっと調べてみたらこのような感じのようです。
和傘の歴史
東洋でのカサの歴史は、中国で、女性が使う天蓋として作られました。飛鳥時代に百済を経由して日本に入ってきました。平安時代になると和紙製造の技術の向上もあり、竹細工を取り入れて改良された傘になり、さらに室町時代になると、和紙に油を塗って防水性を施して、雨傘としても使われるようになりました。和傘の広まりは江戸時代になってからで、元禄年間には医者や僧侶が蛇の目傘を持ち歩くようになりました。歌舞伎や踊りの小道具としても使われるようになり、江戸時代の失業した武士が、カサを作る内職をしていたそうです。明治に入ると、急速な洋傘の普及により、和傘を使う人もほとんどいなくなりました。現在では歌舞伎や時代劇などで使われているほか、固定して使う野天用や、和菓子屋や旅館の店先で、日よけとして使われている程度になってしまいました。
(出典:傘diary)
洋傘の歴史
現在私達が使っている傘のほとんどは洋傘でしょう。傘は和傘としてそれ以前からありましたが、世界では、おおよそ4000年前から使われていたとされており、当時は雨よけではなく、貴族の夫人や高僧たちが外出する際の日よけとして使われていました。雨傘ではなく、権威の象徴の日傘として、傘は誕生していたのです。カサが一般的に使われるようになったのはギリシア時代です。当時の傘は閉じることができませんでした。13世紀に入ると閉じることのできる傘が作られるようになり、鯨の骨や木がフレームとして使われていました。これがイタリアからスペイン、ポルトガル、さらにはフランスへと広まりました。フランスでも日傘として使われ、その他にも女性のアクセサリーの一部としても使用されました。
(出典:傘diary)
日本国内で製造開始
日本では、その当時イギリスから完成品として傘が輸入されていましたが、明治10年頃から材料を輸入して国内製造が始まったそうです。
そして、明治22年には材料調達・製造も国内で可能となり価格も下がったため一気に全国へ拡まって今日に至るそうです。
日本製の傘メーカー
日本の老舗傘メーカーというと、「小宮商店」と「前原光栄商店」の2つがメジャーどころかと思います。ともに東京のメーカーで、昭和初期に創業しています。
どちらも老舗メーカーですから、メンテナンス対応もしっかりしていてお気に入りの傘を長く使って頂くということを重要視しています。
現代では使い捨てのアイテムが多いですが、このように良い物を長く使うという気持ちは大切にしていきたいですね。
「小宮商店」は、このように職人さんの製造工程の動画をホームページにアップしてくれているので、こういうプロセスを見ることができると愛着も湧いてきそうですよね。
「前原光栄商店」は、皇室献上品という良品の証お墨付きですので職人の技術が光ります。
こちらはホームページにて、こだわりをまとめられているのでご興味あればご覧になってください。
メンズ・レディース別おすすめアイテム
メンズアイテム
前原光榮商店のおしゃれなカーボン製8本骨長傘 オベーション(ダークブルー) 前原傘 かさ 皇室御用達前原光栄商店製 紳士用 男【楽ギフ_包装】
まずは前原光栄商店のアイテムから。
希少なカーボン素材の骨が採用されているので、軽い・丈夫・錆びにくいの3拍子揃っています。商品名「オベーション」には強い思いが込められています。
傘の柄には、まるでオーケストラのようにいろんな楽器が描かれています。そんな傘に当たる雨音はまるでオベーション(喝采)のようだという意味合いのようです。
傘もこのクラスまで来ると命が吹き込まれるということですね。
こちらは小宮商店のアイテム。
ミラトーレという撥水生地を使ったアイテムで、傘をたたむときにはすっかり水滴が落ちているという代物。
こちらもカーボン素材の骨になっているので軽くて丈夫ですよ。骨が16本・65cmサイズですが負担にはならないと思います。
デザインはシンプルですが、カラーが5色ありますから明るい色を選びたいところですね。
レディースアイテム
前原光榮商店 おしゃれで丈夫なレディース無地16本骨雨傘(ライトブラウン) 前原傘 かさ 皇室御用達前原光栄商店製 女【楽ギフ_包装】
こちらはレディース向けの前原商店のアイテム。
16本の骨がありますからたたんだ時にスマートに収まります。メンテナンスをしっかりとしていれば生涯使えるアイテムとして自信の一本となっています。
色もセレブ感があって良いでしょ♪
前原商店の晴雨兼用傘です。
見ての通り色柄も華やかですので、持っていて楽しいアイテムです。華やかな色味でありながら和風模様なのでどんなファッションでも溶け込んできますね。プレゼントにも喜んでもらえるでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
日本製の傘は、やはり日本人の誇る技術力で発展してきたことがわかりましたね。
そして、そんな技術の粋と言っても良い老舗2社のアイテムをご紹介しました。
いつかはこんな傘を持ちたいですね。
代表的な小宮商店と前原光栄商店を覚えておくと、今度から人が持っている傘が気になって仕方ないですね。