あなたは「美濃焼」という食器があることをご存知ですか?
この美濃焼は岐阜県多治見市で作られています。
毎年4月に岐阜県多治見市で開催される「多治見陶器祭り」は、有名な「美濃焼」を窯元直売の地元価格で購入できる陶磁器生産量日本一の地で開催される陶器市です。
そんな「多治見陶器祭り」では、普通のお祭りとはまた違った見せ場もあり、大規模な陶器市として賑わいます。
その中でも特価品や掘り出し物を探すこともできるなど、美濃焼が所せましと並んでいるのです。
陶器が大好きという方にとって、この多治見陶器祭りは絶対にハズせないお祭りです。
そこでここでは、多治見陶器まつり2019の開催日程や見どころ、また、駐車場やアクセス情報をご紹介します。
【多治見陶器まつり2019 】日程と美濃焼の特徴
【多治見陶器まつり2019】日程
開催時間:9:00~18:00(2日目は17:00まで)
2日間の開催となり、陶器市だけではなく大道芸や様々な体験教室、また、福引やスタンプラリーなどのイベントも開催されるため、とても楽しい2日間を過ごすことができます。
多治見といえば、毎夏猛暑で有名ですがこの時期ならまだ大丈夫(笑)
ゆっくりと街並みを楽しむこともできますね。
美濃焼の特徴
美濃焼とは?
美濃焼とは、岐阜県多治見市で作られている焼き物を指します。
この美濃焼はとても長い歴史があり、日本の伝統として現在の私たちの生活になくてはならないものとして知られています。
美濃焼は驚くほど多種多様な種類があることを特徴とし、その中でも15種類の焼き物が伝統工芸品として指定されるほどです。
そのひとつに千利休の高弟「利休七晢」のひとり・古田織部(ふるたおりべ)の美学によって作られたと言われる「織部」があります。
とても有名ですね。
美濃焼は、主に岐阜県の南東部に位置する東美濃(東濃地方)の、土岐市や瑞浪市、多治見市で作られている陶磁器で、美濃焼と銘々されていながらも美濃市ではないのが何だか不思議な気持ちになってしまいます。
また、この地方は日本最大の陶磁器生産が盛んで、日本の陶磁器生産量の半分を占めるほどの生産量を誇っています。
美濃焼の歴史は古く平安時代から始まり、現在も進化を遂げながらも存在する価値ある陶器であることが分かりますね。
美濃焼の「黄瀬戸焼」「志野焼」「織部焼」のそれぞれの特徴は?
「黄瀬戸焼」とは
黄瀬戸焼は中国から伝わった唐物の茶碗です。
特徴としては、表面には草花が掘られ、こげ茶色に彩られ、黄金色の釉がとても美しいのが特徴です。
「志野焼」とは
志野焼は、歪みを作って美しく変形させることで、やわらかな焼き上がりに仕上げる焼き物です。
安土桃山時代に茶碗として歪みを持たせ、さらに志野焼で四角い食器を作るなど、志野焼が新しい発想を展開しました。
「織部焼」とは
織部焼は黄瀬戸焼や志野焼と同様に、瀟洒な安土桃山時代にふさわしい美濃焼となる織部焼は、千利休が作り、そして古田織部が好んだことから、織部焼と呼ばれるようになりました。
見た目にもとても豪華でファッション感覚を重視したデザインであることから、一世風靡した焼き物とも言われています。
【多治見陶器まつり2019 】駐車場とアクセス情報
美濃焼で有名な多治見陶器まつりは、今年も開催されます。
その際、お祭り会場へアクセスする際は、公共交通機関を利用したアクセスと、自家用車によるアクセス方法があります。
その際のアクセス方法や駐車場情報についてご紹介します。
【多治見陶器まつり2019】アクセス情報
電車でアクセスする場合
多治見陶器まつりへ電車でアクセスする場合は、JR中央線多治見駅を下車、徒歩10分でメイン会場へ到着します。
車でアクセスする場合
多治見陶器まつりへ車でアクセスする場合は、中央自動車道「多治見IC」または東海環状自動車道「土岐南・多治見IC」を下車
シャトルバスを利用する場合
多治見陶器まつりでは、JR多治見駅や臨時駐車場からメイン会場へ無料シャトルバスが運行しています。
バスツアーを申し込む
電車だバスだと言ったって、近くまで車で行ける方が楽なハズ。
そんな方のためにバスツアーで参加することをお勧めします。
どうやったって陶器まつりでは、歩き倒すんだから移動はできるだけ楽な方が良い♪
【多治見陶器まつり2019】駐車場情報
【多治見陶器まつり2019】臨時駐車場(星ヶ台特設駐車場)
多治見陶器まつりへは、多くの方が車を利用して行くこともできます。
陶器は重いので、お気に入りを見つけてどんどん買っていると帰りが大変ですからね。
その際、会場周辺には駐車場がなく、少し離れた場所に臨時駐車場となる「星ケ台特設駐車場」があるため、その駐車場を利用しましょう。
(星ヶ台公園周辺です)
たとえ会場から遠くはなれた場所にある臨時駐車場であっても、メイン会場までの無料シャトルバスを利用することができます。
シャトルバスは、朝8時30分から運行をスタートします。
星ケ台特設駐車場は、駐車料金が無料の駐車場で500台駐車することができます。
【多治見陶器まつり2019】有料駐車場
もし万が一、臨時駐車場が満車となってしまった場合は、多治見駅周辺の有料駐車場を利用しましょう。
多治見駅北立体駐車場
住所:〒507-0038 岐阜県多治見市白山町1丁目
営業時間:24時間
料金:30分100円 (8:00〜20:00) 60分100円(20:00〜8:00)
※24H最大800円
駐車台数:417台
MAYパーク多治見ながせ 駐車場
住所:〒507-0033 岐阜県多治見市本町3丁目75−1
営業時間:24時間
料金:30分100円 (7:00〜19:00) 60分100円(19:00〜7:00)
※24H最大500円
駐車台数:67台
リパーク多治見栄町1町目
住所:〒507-0035 岐阜県多治見市栄町1丁目22
営業時間:24時間
料金:40分200円 (8:00〜20:00) 60分100円(20:00〜8:00)
※24H最大700円
駐車台数:30台
名鉄協商多治見駅北駐車場
住所:〒507-0037 岐阜県多治見市音羽町1丁目71
営業時間:24時間
料金:30分100円 (全日) ※24H最大800円
駐車台数:30台
名鉄協商パーキング 多治見駅北第2
住所:〒507-0000 岐阜県多治見市音羽町2丁目
多治見駅北土地区画整理事業14街区2-2、3画地
営業時間:24時間
料金:30分100円 (全日) ※24H最大800円
駐車台数:42台
事前に駐車場予約ができるakippaはご存知ですか?
どこのイベントに行っても、駐車場探しに困りますよね。
臨時駐車場は会場から遠いし、空いているかどうか行ってみないとわからない。
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【多治見陶器まつり2019 】見どころは?
ここからは、多治見陶器まつりの見どころについてみていきましょう。
オリベストリート
多治見陶器まつりのメイン会場は、オリベストリートと呼ばれる場所です。
多治見陶器まつりは、毎年約15万人もの人が訪れる場所であるため、あらゆる見どころスポットはとても人が多く、人の流れに沿ってゆっくりと進んで行くことでお祭りの雰囲気を楽しむことができますね。
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また、オリベストリートの両側には陶器の業者が数多く軒を連ねています。
陶磁器の生産量が日本一とも言われる多治見陶器まつりにおいては、様々な種類の陶器が驚きの価格で販売されています。
そのため、納得いくまでじっくりと見て楽しんでくださいね。
美濃焼のデザインは、とてもポップで遊び心のあるものから、デザイン性を重視したもの、また、和モダンで風合いのあるもの、さらに現代風に彩るデザインなど、幅広い陶器市を楽しむことができます。
屋台も大賑わいでとても充実した楽しいお祭りの時間を楽しめるのではないでしょうか。
西通り
メイン会場となるオリベストリートから西にある西通りにおいて、陶芸作家さんの作品が販売されています。
陶芸作家のオリジナル作品であるため、とても個性的な作品を購入することができます。
他の誰にも真似できない陶器をお探しの方に西通りへ行かれることをおすすめします。
ながせ商店街
多治見駅からメイン会場に向いて歩く途中、ながせ商店街があります。
このながせ商店街では、陶器や木工、またガラスや布で作られたクラフト製品が販売されています。
ながせ商店街もメイン会場から近距離の位置にあるため、ゆっくりと見て楽しみながら進んでいくと良いでしょう。
時代武者行列とパレード
多治見陶器まつりは、メインとなる陶器市はもちろんですが、その他にも時代武者行列とパレードも見どころです。
この時代武者行列では、武将に扮し行列を作り街の中を歩きます。
市長、そして議長、区長が3武将となり、奥方役の後に少年武将が続きます。
そして、この武者行列においては、太鼓や踊り、鼓笛などが開催され、いずれも市民のためのパレードとして行われます。
まとめ
いかがでしたか?
多治見陶器まつり2019の開催日程や見どころ、また、駐車場やアクセス情報をご紹介しました。
多治見陶器まつりは、全国各地で開催される一般的なお祭りとは異なり、陶器好きな方は待ちに待ったお祭りだと言えます。
とはいえ、もしあなたが陶器にあまり興味がないという方でも、視覚的にとても楽しめるお祭りです。
陶器市を楽しむだけではなく、時代武者行列のパレードも楽しむことができます。
電車・車の交通手段を問わず、メイン会場へのアクセスも無料シャトルバスが運行しているので安心ですね。
また、車で現地を訪れても、無料駐車場があるため、余裕を持って現地到着しておけば、駐車場探しに苦労することもないですよね。
(陶器市のコツは早朝出発で午前中に陶器市を楽しんで、お昼過ぎに退散すること!)
焼き物に興味がある方もない方も、ぜひ2019年開催の多治見陶器まつりの楽しさを味わってみてくださいね。