お子さんの七五三、お母さんお父さんも気合がはいりますよね。
華やかな着物を着たお子様は一際可愛らしく、一生の想い出として写真を収める方も多いと思います。ご家族だけで行う人もいれば、祖父母を呼んで大々的に行う人もいます。
そんなお子様の晴れ着姿に気合がはいる一方、ふと思うのは自分たちの服装です。兄弟がいる場合の兄弟の服装や、お母さんが妊婦であった場合は?
そこで今回は、七五三における服装についてピックアップしていきます。
【七五三】時期はいつ?気温は?
七五三は11月15日、徳川綱吉の長男である徳川徳松の健康を祈って天和元年11月15日に行われたのが始まりとされています。
そのため、現在も11月15日は七五三として伝統を残し毎年10月~11月を七五三シーズンとしているようです。
七五三を行う時期はいつ?
一般的には11月に入ってから行う人が多いようですが、混雑を避けて10月に行う人も年々増えているようです。
神社やお寺も対応しており、「七五三を行いたい」といえば10月でも十分対応してもらえます。七五三シーズンの境内は大変混雑し、ご祈祷をあげてもらうため申し込みの行列ができることもよくあることです。特に、土日祝日や大安吉日は混雑します。
土日祝日と大安が重なる日は、一番混雑する日だと考えておきましょう。
ちなみに2018年は「10月7日(日)」と「11月4日(日)」が大安です。
ですので、11月4日(日)が一番混雑する可能性がありますが、11月15日(木)の伝統の日も大安ですので、平日であっても混雑しそうですね。
七五三の時の気温は?
11月と言いますと気温が下がり秋から冬に変わる時期です。
この時季の気温は、最高気温は20度から15度に下がっていき、最低気温は10度以下になります。気温の変化が激しく、日によってコートも必要です。
10月中であれば20度前後で重ね着のような服装で十分ですが、11月に入ると20度を下回る日が増えてきます。
15度前後になると秋物のコートを羽織り、下旬になって10度以下の日になると冬物のコートやマフラーを身につけたくなりますよね。
11月の各都市の平均気温は、以下の通りです。
「名古屋12度」「大阪13度」「広島12度」「高知13度」「福岡14度」
「鹿児島16度」「那覇22度」
【七五三】妊婦のママの服装は?パパやおじいちゃんおばあちゃんの服装は?
七五三時の親御さんの服装ですが、お子さんと合わせた和装?と思いきや、近年は「動きやすいうえでそれなりにきっちりとした服」が主流です。
【七五三】パパの服装は?
七五三の主役はあくまでお子さんであることや、朝から神社に行き着物を着るお子さんの疲れ具合を考えて抱っこしたり沢山の荷物を持ったりとお母さんお父さんはとにかく大変ですので、お父さんはスーツ、お母さんはフォーマルなワンピースというのが主流のようです。
靴は女性ですと少しヒールがある方がいいですが、境内はじゃりが敷いてあり歩きにくいこともあるので、あまり高いヒールはおすすめしません。
【七五三】おじいちゃんおばあちゃんの服装は?
和装を着る場合は「色無地・訪問着・付け下げ」が良いでしょう。祖父母が参加される場合、祖父母が和装、親御さんは洋装になっても全く問題はありませんが、あくまで主役はお子さん(お孫さん)ですので、おじいさまおばあさまがあまり目立つ格好をする必要はありません。
親御さんと祖父母の服装が和装と洋装になってもかまいませんが、お父さんとお母さんの服装の格に差が出過ぎるのはあまりよくありません。
例えば、お母さんは華やかなフォーマルワンピースに真珠のネックレスなのにお父さんはいかにも荷物持ちの裏方みたいなTシャツにジーパン・・・といった格好では、やはり悪い意味で人目をひいてしまいます。
お父さんお母さんもフォーマルなスーツやワンピース、もしくは双方カジュアルな服装、と格をそろえたほうが無難です。
【七五三】妊婦のママの服装はどうする?
主役のお子様以外にご兄弟がいたり、お母さんが妊娠中ですと服装は本当に無理をする必要はありません。特に、まだ下のお子様が小さいといった場合はずっと抱っこの可能性もありますよね。
写真に映えるのはやはりスカートですが、動きやすさを考えてパンツスタイルでくるお母さんも多いですよ。
妊娠中ですと体調も崩しやすく、お腹が大きくなると着られるものも制限されます。妊婦さん用のフォーマルドレスなども気軽に通販で購入やレンタルができますが、体調優先で無理はあまりされないほうがいいかと思います。お着物はお腹をしめつけるため、妊婦さんにはおすすめしません。
妊婦さんの下腹を支えつつ締め付けすぎない着物の着付け方もありますが、妊娠後期に入るとお腹もかなり大きくなり着崩れしやすく、やはり着物の着用はせいぜいで6ヶ月程度にしたほうが良さそうです。
しかしながら、妊婦さんの体調もお腹の出具合も人それぞれですので、お母さん本人の体調が一番優先だと思います。靴も、妊娠中でなれけば洋装の場合は多少ヒールがあったほうが品良く見えますが、妊婦さんの場合転んだり躓いてしまっては大変ですので、スニーカーやヒールのないパンプスをオススメします。
【七五三】写真だけは和装はOK?食事の場所は?
七変化ではありませんが、七五三では「和装」「スーツやフォーマルなワンピース」「カジュアル服」の選択肢があります。
もちろん一番楽なのは普段着であるカジュアル服ですが、せっかくの晴れの日ですので和装やフォーマル着を着られる方も多く見られます。
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そこで七五三当日のスケジュールですが、朝起きて支度をしてから、当日は「神社への参拝」「写真スタジオ・着付けスタジオ利用」「お食事」の3つが入ってくると思います。流れとしては以下のようになるので、だいたいの人は当日の忙しさを加味して午前中の早い時間から活動するようです。
①朝の準備をしてからフォトスタジオや着付けスタジオでお子様が着替え・写真撮影
②神社へ参拝してお参り
③最後に会食
【七五三】写真だけは和装にしたい時はこうする!
お子様の服装は、親御さんが着付けをできれば自宅で、もしくは着付けスタジオで行うこともあります。
「どうしても和装で写真がとりたい!」という親御さんの中には、写真スタジオ内でだけお父さんお母さんも和装に着替えて撮影、参拝はフォーマルなワンピースや普段着を選ばれる方もいます。これなら短時間ですので、妊婦さんも和装が可能かもしれません。
もし和装をされる場合は、着付けをしてくれる方に必ず妊娠中であることを伝えてくださいね。また、お子様専門のフォトスタジオでは大人の着付けに対応していないところもあり、そういった場合は別の着付けができる美容院などを探さなければならないこともあるので注意してください。
お子さんの着付けが完了して参拝をすませ、着物を返却したタイミングでお母さんお父さんも楽な服装に着替える場合もあります。祖父母を呼んで会食を準備している場合、お母さんお父さんはそのままフォーマル着を着用している場合もありますが、お子さんが普段着に戻られるのでこのタイミングで親御さんもカジュアルな服装に着替えるケースが多いですよ。
【七五三】食事の場所の選び方
七五三は神様に子どもの成長を伝え祝う日ですので、お食事自体に決まりはなく、ご家族だけでレストランで済ませる方も多くいらっしゃいますし、親戚を呼んで自宅でお祝いする場合もあります。
有名な神社や大きい神社の近くでは七五三用お祝い膳を用意しているレストランもありますし、「七五三のお祝いなので小さい子がいても平気か?」と事前に確認をすれば、喫煙の有無や個室の状態、ベビーカーが通れるかなどを教えてくれると思います。
おすすめは個室で座敷になっている場所です。
疲れたお子様も足を伸ばしてごろりと横になれますし、リラックスして食事を楽しめると思いますよ。
お母さんお父さんの中には、来てくれた祖父母のためにお礼を用意することもあります。祖父母が「七五三祝い」でお金をくれる場合もあり、だいたいはそのお金は会食でもてなすことでお返ししたことになりますが、それでも気になる場合は「お赤飯」や「千歳飴」をお土産にお渡しするのがオススメです。
近年はスマホで撮った写真を簡単にコンビニで印刷できたりしますから、その場でプリントしてお土産としてお渡しするのもとても素敵だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
実は筆者は今妊娠8ヶ月でお腹が破裂しそうに膨らんでいます。ですので、個人的な意見ですが8ヶ月の今和装をするのはかなり厳しいと思います。体調自体は悪くありませんが、かなりお腹がせり出しているうえに重たいので、これで着物を着ると結構大変だろうなぁと思います。
足元が見えないので草履を履くのも一苦労ですし。周囲に話を伺ってみると「前撮りをして、当日はみんなラフな服装」や、「出産予定日が10月下旬で思いっきり被るから時期を早めて9月に行った」「私は終始ラフな服装、でも子どもだけはしっかり着物を着てご祈祷もしてもらった」と言ったり、皆さんそれぞれ工夫されているようです。ご家族で七五三を行う方も多いですが、もし手が借りられるならば実父母、義父母を呼んで助けてもらうのも良いと思います。
七五三はお子さんの成長を祝う大切な行事ですが、ご両親にとっては朝から準備でバタバタと忙しい一日です。特にご兄弟がいたり、お母さんが妊娠中ですと大変さは倍増ですよね。
お子さんもお母さんも、そして二人を支えるお父さんも無理されず、当日は余裕をもったスケジュールで七五三を楽しんでくださいね。
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