お月見にはお供えを準備して夜空を眺めましょう

年間行事

「お月見」ってご家庭でされますか?

たしか子供の頃にやった記憶はあるけど、それも小学校に入る前ぐらいだったような記憶が・・・

しかも、たぶん家でやったわけじゃなく、なにかの行事でやったはず。。。

 

というのが、筆者の記憶なんですが、今年は我が家でも「お月見」をやってみようかなと思って、どういう行事なのか?ということを調べたんで共有しますね。

 

「お月見」をするって聞かないけど、なんで急に?

 

って思われるでしょうけど、実は少し前に引っ越しまして、ベランダから月がよく見えるなぁと思ってたんです!それでなんとなく秋の良い季節になれば、そういえば「お月見」っていう行事があったなぁと思ったんですよ。

 

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お月見の由来

 

「お月見」の目的は、農作物の豊作の祈願と収穫の感謝をすることです。

お月見の時期は、”中秋の名月”というように9月になりのそのような意味があります。

また、日本には昔から月を愛でる習慣があって、和歌や俳句にも詠まれる題材としてよく取り上げられていましたので、庶民の間でも月を愛でることを楽しみにしていたんでしょうね。

 

この「お月見」の風習は、そもそも中国から伝わってきたもののようですが、実はアジア全域になんらかの形で風習が残っていて、中国、韓国、ベトナム、香港、台湾などで同時期に行われています。

 

日本のお月見の概要

 

月見は、主に旧暦8月15日から16日の夜(八月十五夜)と、日本では旧暦9月13日から14日の夜(九月十三夜)にも行われる。そのため、月見に関する話題で単に「十五夜(じゅうごや)」「十三夜(じゅうさんや)」という場合、これらの夜を意味する。

中国日本では、単に月を愛でる慣習であれば古くからあり、日本では縄文時代頃からあると言われる。ただ、『竹取物語』には、月を眺めるかぐや姫を嫗が注意する場面があり、月見を忌む思想も同時にあったと推察される。

名月の日に月を鑑賞する風習の始まりは、唐代の頃からということしか分かっていない。宋代の『東京夢華録』には身分に関わらず街を挙げて夜通し騒ぐ様子が記録されている。この風習が貞観年間(859-877)の頃、日本の貴族社会に入ってきた。平安時代の月見は徐々に規模が大きくなり延喜19年(919)には宇多法皇が日本独自の十三夜の月見を催した。当時の日本での月見は詩歌管絃を楽しみつつ酒を酌む、といった雅味な催しで庶民とは縁のないものだった。この頃の月見は中国、日本ともに願掛け供え物といった宗教的な要素はなく、ただ月を眺めつつ楽しんでいた。

明代の中国では宴会に加えて、名月の日に供え物や月餅を贈り合う習慣が始まったと田汝成の『煕朝楽事』に記録がある。日本では室町時代に入ってからも名月の日は続いたが、遊宴としては簡素になっていき、室町後期の名月の日には月を拝み、お供えをする風習が生じていた。『御湯殿上日記』には後陽成天皇ナスに開けた穴から月を見て祈る「名月の祝」という祝儀の様子が記録されている。

東アジアには旧暦の8月15日には月見の成立以前からサトイモの収穫祭がある地域が多く、日本でもその日にサトイモを食べる習慣があった。月見が世俗化した江戸時代前期の記録によれは、十五夜の日は芋煮を食べて夜遊びをするのが一般的だった。その頃の庶民の月見には月見団子などの供え物の記録は見られず、家庭で供え物が行われるようになったのは中期以降のことと見られている。江戸後期の風俗記録である『守貞漫稿』には十五夜の日は文机で祭壇をこしらえ、供え物として江戸では球形の、京阪ではサトイモの形をした月見団子を供えると記録されている[1]

(出典:Wikipedia

 

お月見の時のお供え物の意味

 

「お月見」には何を準備する必要があるのかというと、お団子・ススキ・イモをお供え物として挙げられます。

それぞれがどういう意味を持ってお供え物となっているのか見ていきましょう。


陶器の歳時十二ヵ月〜9月お月見

♪こんな飾り物も雰囲気を盛り上げますね♪

 

月見団子の意味

 

そもそもの「お月見」の元となる月を愛でる風習がありましたので、その月の形をしたお団子をお供えするという考え方です。

そしてどれだけお団子をお供えするのかの問題がありますよね。

積めるだけ積むというわけではなく、一応目安の数がありまして定説が2つあります。

 

1つは、15個説。

これは、「十五夜」と言われることに絡めて15個を用意するという考え方。

 

もう1つは、12個説。

こちらは、年間の満月の数にあやかっているようです。ちなみに、満月って月に1回なので、年間で12個となります。ちなみに、閏年の時は13個になるそうです。

そして、次の閏年っていつ?って思われた方、閏年はオリンピックイヤーと覚えておいてください。次は、東京オリンピックの2020年ですよ。

 

ススキの意味

 

そもそも古くから、ススキは神の依り代として考えられてきたんです。

※依り代=神霊の依り憑くところ

 

「お月見」は収穫を祝う風習でもあるため、ススキをお供えすることで災いや悪霊を振り払う役目をなります。また、稲穂に見立てているという説もあるので、翌年の豊作を願う意味も含まれています。


【造花・秋】ススキ / すすき 薄 / 十五夜 お月見 | 990167 / FS-9992 / FS-9929

↑↑ススキってどこで手に入るの?!という方に

 

イモの意味

 

秋はイモの収穫期でもありますので、中秋の名月は「芋名月」とも言われているんです。

里芋やサツマイモ、きぬかつぎは「お月見」のお供えのマストです。


デコレ コンコンブル decole concombre お月見 日本酒セット 新作

きぬかつぎをアテ二して、こんな可愛い徳利で一献いかがでしょうか?

 

まとめ

 

いかがでしたか?

「お月見」をやろうとしたら、なんとか格好がつくアイテムを用意できそうですよね。

現在の世の中、なかなか空を見上げる機会もないんじゃないでしょうか?

 

豊作を願ったり収穫を感謝したりももちろん重要ですが、現在の世の中こういう風習を利用して、少しゆったりと夜空を眺める時間をもつキッカケに使ってみるのも良いんじゃないでしょうか。