四国三大祭りの一つに数えられる愛媛県の「新居浜太鼓祭り」はご存知でしょうか?
もしかしたら、四国三大祭りとして並ぶ徳島の阿波踊り、高知のよさこいに比べるとお祭りの時期がズレることもあり、ご存知ない方が多いかもしれませんね。
毎年10月中旬に開催され平日が含まれるのもか変わらず、その豪華絢爛さや勇壮華麗な”男祭り”としてられる秋の風物詩には全国から10万人が訪れるお祭りとなっています。
今年は、ちょっと遅めの夏休みになりそうな方や四国三大祭りを制覇する!という方にお役に立てるよう整理しました。
【新居浜太鼓祭り2019】日程やアクセスは?
【新居浜太鼓祭り】2019年の日程
新居浜太鼓祭りは、毎年10月16日〜18日にかけての日程で愛媛県新居浜市のJR新居浜駅周辺で開催されるお祭りです。(大乗院地区のに、10月15日〜17日に開催)
2019年のカレンダーでは、水曜日〜金曜日と平日開催となります。
朝から21時ごろまで行われるお祭りですので、賑やかな3日間ですね。
新居浜へのアクセス
<電車>
JR新居浜駅まで
JR松山駅から特急で約70分
JR岡山駅から特急で約100分
JR高松駅から特急で約85分
<車>
松山道新居浜ICまで 大阪から約4時間
<フェリー>
神戸港→新居浜港 7時間
大阪南港→東予港 8時間→車で40分
<飛行機>
東京(羽田・成田)→松山空港 1時間30分 ※松山空港から車で約1時間20分。
大阪(伊丹・関空)→松山空港 50分分
東京(羽田・成田)→高松空港 1時間20分 ※高松空港から車で約1時間30分
新居浜太鼓祭りの歴史
太鼓台の起こりがいつであるかはっきり答えられる資料は、現在のところ確認されておりません。地域の伝承によると、祭礼の時、神輿に供奉する山車の一種で信仰を対象にした神輿渡御の際、その列に参加して厳かに供奉し、豊年の秋を感謝して氏神に奉納していたもので、その起源は鎌倉時代、あるいは平安時代まで遡るといわれています。
太鼓台が記録の上で出てくるのは、江戸時代後期、文政年間(1818~1830)のことで、その頃は「神輿太鼓」と書かれていることが多かったのですが、時代を経るにつれて「太鼓台」あるいは「太鼓」とされることが多くなってきました。
太鼓台の全国的な分布を見ると、瀬戸内海沿岸の港町、漁師町、あるいは大きな川の輸送拠点に多く見られます。これは、瀬戸内海の海上交通が古くから盛んで、物資の流通、文化の交流が活発に行われたことによるものと考えられています。(出典:新居浜市HPより)
このように古くからあったようでありますが、文献としては江戸時代後期から残っています。
もともとは現在ような大きな太鼓台ではなく、フツーサイズから小さいとも言えるようなサイズだったそうです。
そして、天幕なども至って質素なものを使用して、大漁祈願をするお祭りだったんですよ。
その後明治時代に入り、別子銅山の開坑により産業が発展したため地域ごとの対抗心が激化して、昭和初期ごろには現代に残る太鼓台のサイズになったそうです。
このように地域の経済発展に伴って、かき手150人体制となり地域の「財力」と「腕力」の双方から発展したと言えますね。
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10.16(月) 観にいけました👀❤️ 雨ザーザーだったけど☔️💦 明日ははれますよーに🙏 てんきになぁ〜れ☀️🌈 #明日楽しみ #明日楽しみ #明日楽しみ #新居浜太鼓祭り最高
また、泥臭く俗な話になると元々は海の街なので町同士の漁場争いが発端という話もあります。
特に、「阿島」VS「松神子」や「東町」VS「西町」といった“犬猿の仲”と言われる対立があり、過去には暴力による対立もあったため現在の太鼓台をぶつけ合うという方法に変遷して行ったという歴史があるんですよ。
(このような町同士の対立って、現代の都会育ちの方にはわかりにくい以下もしれませんが、地方都市に行くと昔からの経緯で〇〇市と〇〇市の人はソリが合わないとか馬が合わないなんていう話がゴマンとあるんですよ)
【新居浜太鼓祭り2019】3つの見所(かきくらべ・喧嘩・船御幸)
新居浜太鼓祭りは、太鼓台という大きなお神輿のような山車を150人からのかき手が運行します。
太鼓の叩き方は、「ドン・デン・ドン、(空拍)」の四拍子。
掛け声は、「チョーサージャー」、「ソーリャ、ソーリャ」、「ソーリャ、エイヤーエイヤー、ヨイヤサーノサーサー」などが基本的な掛け声となります。
【新居浜太鼓祭り】見どころ①かきくらべ
新居浜太鼓祭りの最も見どころとも言える「かきくらべ」
「かきくらべ」では、通常車輪に乗っている太鼓台(重さ2.5トン・高さ5.4m)を150人からのかき手で担ぎ上げ、太鼓台を高く指しあげる「さしあげ」た、房の割れ具合の見事さ、そして地面におろすことなくかきあげている時間を競い合います。
「かきあげ」の中でも特に見ておきたいのは、太鼓祭りのスタートである10月16日の早朝4時に内宮神社で行われるかきあげです。
闇夜に光り輝く太鼓台からは荘厳さが感じられますね。
【口コミ】
新居浜太鼓祭りは、日本三大けんか祭りとして有名です。金糸に彩られた太鼓台と呼ばれるおよそ3トンの山車を、150人ほどのかき夫とよばれる担ぎ手に担がれ市内を練り歩きます。大きく分けると市内3地区でかき比べが行われます。突発的に発生する太鼓台同士の喧嘩には気を付けてください。各かき比べ会場には駐車場がほとんどありませんのでタクシー等を利用することお勧めいたします。
(出典:4travel)
その他のかきあげスポットは、スーパーマーケットの駐車場が多いようです。
看板もよく見えるし探しやすいから便利ですね。
【新居浜太鼓祭り】見どころ②喧嘩(鉢合わせ)
喧嘩とも呼ばれる、太鼓台同士の鉢合わせが大いに観客を沸かせます。
しかしながら、「平和運行」を実行委員会が標榜するも毎年のように怪我人が絶えないので見物するにしても気を抜いているとどのような災難に見舞われるかわからないので注意が必要です。
【口コミ】
縁があって初参加しました。
新居浜の人は太鼓祭りのために一年間過ごす‼?と言っても過言ではないくらい熱のこもった祭りだそうです。
実際、ものすごく重い太鼓を皆で担いで半ば喧嘩?のような迫力でした。
自分の地元にはこうゆう祭りはないので、祭りを通してみんながひとつになれるのは少し羨ましい気持ちでした。(出典:4travel)
【新居浜太鼓祭り】見どころ③船御幸(ふなみゆき)
豊漁と安全祈願のため、大型の専用台船に乗せられた太鼓台が新居浜港本港地区内を一周しながらかきくらべ(さしあげ)などのパフォーマンスを行います。
一宮の杜ミュージアム
見知らぬ土地をぶらぶら歩くのどうかという方もいらっしゃるでしょう。
新居浜太鼓祭りでは、有料桟敷席が「一宮の杜ミュージアム」という場所に用意されています。
8月1日から発売となっていますが、お値段は例年前売り券で2,000〜3,000円。
当日券は、2,200円〜3,300円程度となっています。
こちらではご当地の珍しい食べ物やお土産も購入できるので、ある意味ここで十分こと足りるようになります。
まとめ
いかがでしたか?
新居浜太鼓祭り楽しそうですね。
お祭りシーズンから外れているような気もしましたが、案外10月ごろの方が涼しくなってきて疲れないかもしれないですね。
しかしながら、愛媛県は南国です。まだまだ熱中症対策は忘れないようにしてください。
荒々しいお祭りなので興奮冷めやらぬ1日となりそうですね。
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