ひな祭りに食べるととても縁起が良いとされている食べ物が、たくさんあることをご存知ですか?
ひな祭りに食べられる食べ物にはそれぞれに意味を持ちます。
とは言え、実際、ひな祭りにどのような食べ物を食べ、どんな意味を持つのかについて知らない方のほうが多いと思います。
そこでここでは、ひな祭りの代表的な食べ物とそれぞれの意味について解説します。
ひな祭りとは
「ひな祭り」について、その名は日本人であれば誰もが耳にしたことがあると思います。
しかしながら、実際の意味についてあまり理解されていな方も多いのではないでしょうか?
ここからは、まずは「ひな祭り」の意味についてご紹介しましょう。
「ひな祭り」の意味とは?
「ひな祭り」とは、別名「桃の節句」と言われており、本来、女の子が健やかに元気に成長することを願うために日本において行われる伝統行事として長い歴史を持っています。
そのため3月3日に向けて、ひな祭りの時期になると自宅に雛人形を飾り、桃の花やひし餅、そして甘酒などをお供えします。
この雛人形は、2月4日の立春から2月24日頃までにはきちんと飾りつけをしておくことが一般的だと言われています。
【ひな祭り】食べ物といえば?
ひな祭りと言えば、「ちらし寿司」や「ハマグリのお吸い物」また「ひし餅」「ひなあられ」「白酒」など、様々な食べ物が振る舞われます。
聞いているだけでもとても豪華で春らしく季節感を味わうことができますね。
実際、これらの食べ物には由来や意味があると言われています。
この後は、ひな祭りに食べる食べ物の由来や意味を知ることで、より一層美味しく食べることができる縁起の良いひな祭りの食べ物についてみていきましょう。
【ひな祭り】食べ物との意味は?
ここからは、ひな祭りに食べる食べ物の中でも「ちらし寿司」や「ハマグリのお吸い物」また「ひし餅」「ひなあられ」「白酒」の意味についてみていきましょう。
ひな祭りに食べる食べ物の意味とは?
【ひな祭り】ちらし寿司
ちらし寿司にはとても縁起の良い具材がたっぷりと乗っているため、お祝いの日に食べる食べ物として見た目にもとても華やかで美味しさが伝わってくるようです。
ちらし寿司の具材にふくまれるエビには、長寿の意味が、そして豆には健康に成長し、マメに働くことができるよう、そしてれんこんには穴が開いていることから、将来において見通しがきくように考えられた食べ物だと伝えられています。
このように、ちらし寿司にたくさんの具材を使用することで、生きている間に食べ物に困ることなく健やかに成長していくことができるとして、とても縁起の良い食べ物であることから、ひな祭りの定番として「ちらし寿司」がたくさん食べられます。
たくさんの具材が使用されているので、食卓が華やかに彩られますよ♪
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【ひな祭り】ハマグリのお吸い物
ハマグリの貝殻は、対になっているからこそぴったりと合うことから、日本の古き平安時代には「貝合わせ」という遊びが行われていました。
今の時代で言うトランプ遊びの神経衰弱と同じルールとなります。
同じ対になった貝殻を見つけてこそ一生のパートナーに添い遂げるという意味が込められています。
そのため、女の子が成長し、お嫁に行く時には、素敵なパートナーに巡り会い、幸せな人生となるよう願いを込めて食べられています。
そのため、ひな祭りにあえてハマグリのお吸い物を食べるという習慣ができました。
ハマグリのお吸い物には三つ葉を入れても美味しくいただけますよ。
【ひな祭り】ひし餅
ひし餅には、桃色、白色、緑色の3色で彩られています。
これにはひとつずつ意味があり、桃色は「生命」、白色は「雪の純白」、緑色は「木の芽」という意味を持ちます。
このひし餅は、子供が健やかに元気に成長することを願うための食べ物だとされています。
また、ひし餅がなぜ“ひし形”をしているかについては、あらゆる説があると言われています。
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先日のひな祭りのお菓子です🎎🌸✨ 擦り琥珀で菱餅を作りました。 寒天とお砂糖でできていて、表面はシャリシャリ、中はプニュッとしています。 とっても甘いけど、ついつい手が出ちゃいます(*≧∀≦*)
繁殖力に効果を発揮するひしの実だという説、心臓をイメージした説、さらに、大地をイメージした説というような、すべて神秘的な意味を持っています。
ひし餅の色は、赤がクチナシの実を、白がけしの実を、緑はヨモギから色をつけています。
このお餅の色も健康を意味していると言われています。
そして、お餅のそれぞれの色にも意味があり、赤は「魔除け」、白は「子孫繁栄」、緑は「厄除け」の意味を持ちます。
まさかひし餅にそのような意味が込められているとは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
まさに、縁起の良い食べ物でることが分かりますね。
近年では、ひし餅も食べられていますが、このひし餅の形で作られたケーキやお寿司など、お子様向けにあらゆる食べ物としてバリエーション豊富に作られています。
【ひな祭り】ひなあられ
ひなあられもひし餅と同様、3色あり、それぞれに意味を持ちます。
そして、この“ひなあられ”こそが、ひな祭りに必須の食べ物だと言われています。
基本的には、ひなあられは赤と白と緑の3色が使用されたあられです。
昔はひな祭りに雛人形とともにお菓子を外に持って出て、雛人形に「ひなの国見せ」という雛人形にあらゆる景色を見せる風習が行われていました。
そのため、ひなあられはその昔、江戸時代に誕生したと言われています。
このひなあられの色にも意味があり、赤は「夏」を、黄色は「秋」、白色が「冬」を指します。
ひなあられは関東では砂糖でコーティングしていてとても甘く、関西では丸型をしていて醤油や塩など味付けを加えたしょっぱいタイプが多いです。
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最近はチョコレートでコーティングしている物もあるため、小さなお子様でも美味しく食べることができるようになっています。
あまりに美味しいためにたくさん食べてしまうこともあるでしょう。
【白酒】
白酒は、江戸時代に多くの人の間で広まり、美味しさゆえ定着したと言われています。
そのため、現在においては、甘酒がひな祭りでお馴染みとなり、必ず口にする飲み物として重宝されています。
白酒にはアルコールが入っているため、子供は飲むことができないので注意が必要です。
甘酒については、米麹から作るものと酒粕から作られるものがありますが、米麹から作られる甘酒にはアルコール分を一切含んでいないため、自然の甘味を感じることができます。
そのため米麹から作られた甘酒は、アルコールが苦手な女性やお酒の飲めない子供におすすめです。
また、米麹から作る甘酒は、自分で自宅で簡単に手作りすることもできるため、日々の健康を考え、ひな祭りだけに限らず毎日飲む飲み物としても重宝されています。
一方で酒粕から作る甘酒にはアルコール分を含んでいるため、同じ甘酒を選ぶ場合は何から作られているかを確認して飲むと良いですね。
また、白酒はのど越しよくとても飲みやすいお酒として、桃の花の色と白色のお酒がめでたい色合いであることからひな祭りに飲む飲み物として最適だということから人気が出たそうですよ。
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まとめ
いかがでしたか?
ひな祭りの代表的な食べ物とそれぞれの意味について解説しました。
ひな祭りになると、確かにご紹介している食べ物を食べているという方も多く、それは何気に食べているというだけで、本当の意味を知らずに過ごしている可能性が高いことが分かります。
ここで改めてひな祭りに食べる食べ物が持つ意味を理解した上で食べることで、一層料理が味わい深く美味しくいただくことができるようになるでしょう。
せっかくこの記事に書かれている内容がひな祭りに込められた様々な意味であることを知った上で、3月3日のひな祭りには、伝統的なひな祭りに食べる料理を取り入れて楽しい1日を過ごしてくださいね。