いよいよ新社会人として社会にデビューするあなたは、ドキドキしているんじゃないですか?
安心してください。誰もが通る道です。
そして、その初々しい気持ちもいつの間にか薄れていってすぐに慣れちゃうのが人間なんだから、逆にその新鮮な気持ちを楽しむぐらいがちょうど良いですよ。
さて、そんな新社会人のあなたに若手社員の教育担当を長く経験してきた筆者が、「これだけは将来のために忘れるな!」と指導してきた心構えを7つご紹介します。
もしかしたら、あなたの会社でこんな事を言う人はいないかもしれないです。
しかしながら、会社というのは1つの小さな世界でしかないので、山のようにある異世界でも通用する人物になる土台だと思って確認してくださいね。
【新社会人】必須の7つの心構え
これだけを意識するだけで将来への土台は作ったも同然!
忘れないようにチェックしてくださいね。
自分から挨拶する
これは当たり前のように見えて当たり前でない事です。
生まれた地域によって、通学中にすれ違った大人には知らない人でも挨拶する地域はありますが、おそらく日本の大部分ではそういうことはないはず。
また、大学への進学のタイミングで都市部へ出た方は、知らない人には挨拶しないものだと覚えた方もいるはず。
しかしながら、新社会人になって初めて会う人は同じ会社の方であったり、取引先の方であったりがほとんどです。
あなたが誰か知らない人でも、大きな意味で仲間になっている。
そして、あなたは新社会人となった瞬間にその「仲間の輪」に身を投じているわけです。
だから、挨拶をする。
それだけで、相手は仲間だと受け入れてくれるので心配無用です。
マナーは細かいことまで理解して実践する
新入社員研修で、お辞儀の仕方や名刺交換のやり方など教えてくれる会社がほとんどです。
ぜひ、意識して頂きたいのはそのマナーは愚直に身につけてください!
多少、ぎこちなくてもその内に小慣れてきます。
何事でも同じですが、基本を身につけずに最初から崩してしまう人がいます。
そういう人は、今後大きな損をすることになるので要注意!
一番最初に習うマナーは、本当に基本中の基本です。
おそらく最初の半年ぐらいしか注意されることもないでしょう。
半年経ったらどうなるかって?
それは、「コイツはちょっと連れて行きたくないな」って思われます。
お分かりだと思いますが、こうなったら多くのチャンスや機会を喪失してしまうんですよ。
そして、数年経ってそれなりに自分で仕事がデキるようになっても、そのマナーが修正されていなかったら初めて会う人に「この人、大丈夫?」って思われてしまいます。
もう、何も始まらない段階でアウトになるので、最初が肝心なんですよ。
メモをとる習慣をつけよう!
「メモをとる」
アルバイトでも言われたと思います。
そして、今でもなぜ言い続けられるのか?
メモを取らない人間の方が多いからです。
そして、メモを取るだけで相手に認められるのでやった方が良いから。
さらに、分かりきった内容でもメモをとる秘密を教えましょう。
それは、メモを書いている間が考える時間になるからです!
メモを書きながら次の会話の糸口を探すのは、誰もがやっているヒミツの技術です。
これがデキるかどうかで、将来大きな違いになりますよ。
まずはやってみる
これはアナタもなんとなくわかるのでは?
アルバイトやクラブ、サークルで後輩に指導した経験があるでしょう。
何か依頼されたり、指示をされたら私心をはさまずに、まずは行動しましょう。
行動してから生まれた疑問や課題は次に活かすために先輩や上司に言っても問題ないですが、いかんせん行動もせずに意見や文句を言う人が多いです。
その行動は、ただの批判であり意欲がないとしか見られませんので、要注意!
アナタがどう思っていても、行動することでしか気付かないこともありますから、いくら言いたいことがあったとしてもまずは行動してみましょう。
行動の先に生まれた意見は、誰もが参考になる意見になるものです。
最初の半年で大きな差が出る
新社会人にとって何が一番得か。
それは同じ職場の人たちに、できるだけ早く受け入れられることです。
たまに目立たないようにしていたら、「楽だし給料ももらえるし」と言う同期がいます。
それは大きな間違いであって、大損です!
なぜなら、誰も受け入れることができない状態だから。
上述の基本マナーや挨拶だけみても、一定の基準に達していたら人間同士なので同じ職場に気が合う人って言うのが出来てきます。
ただそれだけで、会社に行くことに気が楽になるでしょう?
そして、様々な仕事を少しずつ手伝って教えてもらうことで経験値を蓄えていけるんです。
そうなったら、ちょとした新しい案件でも「やらせてみようか」となってくるわけです。
最初の半年でつまづいてしまうと、「やらせてみようか」の声って数年かからないこともあるんですよ。
来年の新入社員にやらせた方が面白いですし、上の目から見ると同じようなレベルですから。
だから、最初の半年はほんの少しでいいんので、ちょっと背伸びして頑張りましょうね。
何人かの意見を聞いて共通項を見つける
これは先ほどの項目にも関係します。
おそらく新社会人として、未知の業務に当たるとき目的や優先順位がわからずに右往左往することがあるでしょう。
その時に、指示を出した人や主に指導してくれる先輩だけに聞いて明確にならなかったら、ぜひ他の先輩にも聞いてください。
よく新人で大きな勘違いをしているのは他の人に聞いてはいけないんじゃないか?とか、指示を出した人や先輩に失礼じゃないか?と思ってしまうこと。
そんなことは一切ありません!
もし、そんなことを言われたら、「この人はそこまでの人なんだ」と理解してください。
仕事上、目的に向かって進むプロセスは誰もが違います。
同じ事象でも人によって視点が違うので捉え方が異なるのは当たり前です。
だから、アナタが右往左往している状態であれば、何人かの先輩のプロセスを聞くと共通項が見えるはず。
その共通項が、その仕事の本質とも言えます。
そこをハズさないように。
いかに目的にたどり着くかが仕事ですから、目的に至る本質さえ外さなければ誰も文句は言いませんよ。
そして、先輩たちも聞かれたら教えるけど。。。って言う気分で待ち構えています(笑)
月に10冊は読書をする
アナタも今まで読書ってあんまりしていないんじゃないですか?
大学生の半数以上が、読書習慣がないんですよ。
そして、大人もほとんどの人が読書をしません。
だ・か・ら
読書をするんです。
ただそれだけで、他の人たちと大きな差になります。
最初は書いていることがさっぱりわからないでしょうが、そのうち知っていることの方が多くなってきます。
だから安心して読んでいってください。
大人で本好きといっても、月に数冊でしょう。
でも、追いつけ追い越せでいくために月に10冊ぐらい読んでいくと良いでしょう。
このペースでいくためには、何を読むかを考えるより片っ端なら興味がありそうな本を読んでいくこと。
まぁ、半身半疑であれば、同じ職場の上司や先輩に聞いてみてください。
「月に何冊、本を読みますか?」って。
心構えは会社のためではなく自分のため
新社会人の7つの心構えをまとめました。
今の時代ですからアナタもお分かりだと思いますが、これらの心構えは会社のためではなく自分のためですよ。
おそらくアナタが会社員として社会人デビューしたなら、きっとその会社でずっと働くと言うことはない時代です。
もし、ずっとその会社で定年までブラ下がって行こうなんて考えていたら、ある日突然ハシゴを外されてどん底に落ちてしまいますよ。
良くも悪くも、これからの時代はその時その環境で一生懸命取り組んで、多くの人々と一時的な繋がりであっても一緒に新しいものを産み出していくことが求められます。
すごくカッコいい事に見えますが、その根底がすごく単純な事です。
新社会人としてデビューする会社は、一番最初の場であり心構えを練習して身につける場だと考えて意識していくと気分も前向きになる部分もあるんじゃないかと思います。
デキる大人は目的を見失わない
正直なところ、これから新社会人としてデビューするアナタには、目標がないかもしれない。
おそらくほとんどの人がそうだから、別に良いと思います。
でも、目標がなくとも日々の業務には目的があります。
意味がないことをわざわざやっていても意味がないでしょ?
(たまに本当に意味がない業務があることも事実です)
でもね、その目的を理解して日々取り組んでいくと、たくさんの目的たちが集まるとどこに向かっているのかが見えてくるんですよ。
その先に見えるのが目標です。(おそらく抽象的なハズ)
その目標に対して、自分自身の何かを重ね合わせられる部分があれば目標設定ができるでしょうし、万が一「違うな」と感じたなら方向展開を考える時期なのかもしれません。
だから、日々の業務で目的を見失わないということが重要で、デキる大人は必ず押さえているポイントです。
新社会人のアナタも忘れずに精進してくださいね♪
まとめ
いかがでしたか?
新社会人デビューとなるアナタに最適な心構えをまとめました。
ご参考にしてくださいね。
特に、読書についてはほとんど言われることがないと思います。
これは、上司や先輩も読んでいないからです。
だから読み始めて読書の習慣さえ身につけることができれば、数年で追い越していけるということですね。
何よりも有益なことを継続することが大切ですからね。