いよいよ今年も夏が近づいてきましたね。
最近とくに年々暑さが増しているように感じるのは、筆者だけでしょうか。
夏の甲子園の時期の問題も叫ばれて久しいですが、そろそろ本格的に考えていかないと選手だけでなくアルプススタンドの応援団の体調も気になりますよね。
吹奏楽部出身の筆者は、あの炎天下で演奏を続ける応援団にも脱帽します。
けっこううまいですからね!
密かに、吹奏楽部関係者の間では応援団の吹奏楽部のうまさや学校毎の定番のメロディーが話題になっているんですよ。
そんな中、ここ数年注意喚起されているのが熱中症対策ですね。
と言っても、熱中症がどのようなもかわからないと対策もできないわけですので、今回は
”熱中症対策にはセルフチェックできる正しい知識を!”をテーマにまとめています。
【熱中症】正しい知識でセルフチェックをする
毎年のように熱中症が話題になって久しいですが、正しい知識を持っていますか?
なんとく暑くなってきたら、熱中症対策が必要だという風潮が出てきてそれに乗っかって対策グッズを買ったりしていませんか??
もちろん熱中症になってからでは遅いんですが、自分自身の体調を見極められるセルフチェックについても知っておかないといけないと思います!
盲目的に対策だけしていても、対象が見えていないと効果があるのかわかりませんからね。
正しい知識を持って自分自身をチェックすることができるようになると、周りの人にも注意を向けられるので初動対応が早くなります。
例えば、インフルエンザのように熱が38℃以上で関節が痛い、インフルエンザかも・・・のような意識になることが大事なんです。
それだけで、症状が重篤化することを防ぐことになりますので非常に重要なことなんですよ。
【熱中症】正しい知識を身につける
熱中症って、なんだかんだでここ数年でよく聞くようになったワードじゃないですか?
筆者は30代後半ですが、学生時分までは聞いたことがなかったような気がしています。
そんなことを思って、統計情報を調べて見ると2010年が突出して熱中症の症状を訴える人が多く、それから熱中症への対策が叫ばれ始めたようです。
それでちょっと調べて見ると、2010年は歴史に残る猛暑だったようです。
そう考えると、働き世代の男性にとってはピンとこない部分もあるんでしょうね。
昔、部活で鍛え上げたり頑張っていた経験のある人なんかは特に「なんのこれしき」ってなってしまうのかもしれません。
環境が変わっている、客観的な認識をする必要がありますよね。
2010年の猛暑概況
6月
2010年の梅雨は、奄美・沖縄を除いて平年より梅雨入りが3-14日遅かったものの、6月19日に沖縄が梅雨明けした後7月15日に奄美が、7月17日に北陸、関東甲信、東海、近畿、中国、四国、九州北部が、7月18日に東北が、7月20日に九州南部が梅雨明けし、九州南部(平年より7日遅い)、奄美地方(平年より17日遅い)を除いて、平年と同じか1-9日早い梅雨明けとなった[9]。この梅雨の間、寒気の南下やオホーツク海高気圧の発生は少なく、6月の全国の平均気温は+1.07℃(当時の平年値では+1.24℃)の歴代5位に、特に北日本では+1.9℃(同+2.1℃)の歴代2位となるなど、高温で推移した。梅雨のない北海道では6月26日に各地で季節外れの猛暑日(この年全国初)を記録するなど、最高気温が平年を15℃以上も上回る異常高温も観測された。その他の地域でも平年よりも温暖な6月になった。
7月
16日までは、平年並みかやや高い程度で推移したが、梅雨明けの17日頃から、太平洋高気圧の勢力が強まり全国で猛暑に見舞われた。7月18日に全国11地点で猛暑日を観測して以降、猛暑日を記録した地点は、翌19日には42地点、20日には73地点、21日には106地点、22日には144地点と一気に増え猛烈な暑さは全国へ広がった。結果、7月下旬の平均気温は東日本で平年比+2.0℃(当時の平年値では+2.1℃)となり、旬ごとの観測を始めた1961年以降で史上最高となった。7月全体でも平均気温は北日本で+2.0℃(同+2.0℃)、東日本で平年比+1.6℃(同+1.8℃)と、それぞれ観測史上4位、6位となった。全国でも平年比+1.29℃(同+1.42℃)と観測史上11位[10][11][12]。
8月
7月の終わり頃には猛暑は一旦落ち着いたので、峠は越えたのではないかという見方もあった。しかし、この解消は一時的なもので、8月に入り再び猛烈な暑さに見舞われた。3日には88地点、4日には100地点、5日には全国177地点、6日には全国179地点で猛暑日を観測した[13]。中旬には台風第4号の影響で一時的に天気は崩れたが、高温傾向は変わらなかった。8月下旬になっても気温は高温のまま推移し、大阪市、岡山市、広島市などでは歴代連続猛暑日記録が更新された(参照)。結果として各地の8月の平均気温は154地点中77地点で史上最高を記録。北日本は+2.6℃(当時の平年値では+2.7℃)・東日本は+1.9℃(同+2.2℃)・西日本+1.7℃(同+2.0℃)で8月の平均気温が史上最高となった。また全国の8月の平均気温も平年比+2.00℃(同+2.25℃)となり、史上最高を記録した[14]。一方、南西諸島では気温はやや高めで推移したものの曇りの日が多く6月、7月、夏の日照時間が記録的短さとなった。
9月
9月に入っても、1日には242地点[15]、2日には62地点[16]、3日には90地点[17]、4日には144地点[18]で9月としての最高気温を観測するなど、厳しい残暑となった。5日には京田辺市でこの年最高となる39.9℃を観測(ただし、9月30日に計測に問題があったとして、この値を疑問値として扱うことが決定した)[19][20][21][22]。台風9号の接近・上陸の影響で8日以降は気温が低下したものの、結果、9月上旬の平均気温は北日本+3.1℃(当時の平年値では+3.6℃)、東日本+3.4℃(同+2.9℃)、西日本+3.1℃(同+2.6℃)で1961年以降最高を更新した。特に東日本ではそれまで最も高かった1961年よりも1.4℃高かった。[23]。過去50年で最も厳しい残暑だった[24]。しかし、北日本は2012年に再び更新された(9月上旬は+3.3℃、中旬は+5.5℃)。
9月中旬になって、秋雨前線が活発化。一時は南下したものの、旬の終わりになって北日本付近で活発になった。これによって北日本では数日の周期で天気が変わる不安定な空模様となり、東日本、西日本でも猛烈な残暑は落ち着いた。21日に全国11地点で、22日に全国20地点で猛暑日を観測し一時的に気温は上がったが、22日から23日に秋雨前線が全国を南下して北日本・東日本を中心に気温が低下した。気温の変化は急激で、22日に東京で32.7℃、名古屋で33.7℃、大阪で33.3℃だった最高気温が24日には東京で20.2℃、名古屋、大阪で22.6℃と、2日で10℃以上低下した。24日には北日本・東日本・近畿が平均気温が10月中旬から下旬並みの低温となった。前線の通過によって猛暑は影を潜め、北から本格的な秋が到来した。一方南西諸島は太平洋高気圧に覆われ、下旬は1961年の観測以来最も日照時間が多かった。
9月全体の平均気温は北日本は+1.4℃(当時の平年値では+1.7℃)、東日本は+1.5℃(同+1.9℃)、西日本は+1.6℃(同+2.1℃)と、かなり高くなった。全国154地点中46地点で9月の猛暑日日数が過去最高、23地点で9月の真夏日日数が過去最高、53地点で9月の日最低気温が25℃以上の日数が過去最高だった。
6月から8月の夏季として全国平均気温は+1.46℃(同+1.64℃)となり、1994年の平年比+1.18℃(同+1.36℃)を大幅に上回る観測史上最高気温を記録[19]。全国154地点中11地点で夏の猛暑日日数が過去最高、11地点で夏の真夏日日数が過去最高、41地点で夏の日最低気温が25℃以上の日数が過去最高だった。40℃を越えた地点はなく、全国最高気温は多治見市の39.4℃で[20][22]、全国で40℃を超えた地点が3地点の1994年、5地点の2007年などよりも地点ごとのその年の最高気温ではやや低かったものの、8月下旬以降も猛暑日が続き気温が下がらず、各地で軒並み連続猛暑日や観測史上最も時期の遅い猛暑日を記録するなど、連続的に最高気温が高くなった結果、平均気温における観測史上最高の猛暑となった[25][26]。
気温の変動が少なく、期間を通して安定した高温が続いたことが、平均気温を押し上げた要因となっている。 東京で夏の降水量が205mmと平年値(481mm)の半分以下となり、135年の観測で3番目の少なさとなるなど、太平洋高気圧の影響で東日本で雨が少なかったことも猛暑に拍車を掛けた。なお、雨は少なかったものの大きな水不足は起こっていない。9月の降水量は東日本太平洋側で平年並みと、小雨はおおむね解消された(東京では小雨の夏から一転し、428mmと平年値〈208mm〉の2倍以上の雨が降る多雨の9月となり、135年の観測で6番目の多さとなった)[27]。(出典:Wikipediaより)
実は働き盛りの男性が危険
省庁や都道府県から過去の熱中症患者に関する統計情報が出ています。
実際に熱中症になっているのは子どもやお年寄りが多いイメージだと思います。それは確かにそうなんですが、意外なことに働き盛りの世代で熱中症になっているのは、男性ばっかりなんですよ。
一番体力的には充実してそうな世代ですが、逆に対策やケアができていないのではないかというのが浮き彫りになっています。
また、無理をしてしまう世代でもあるんですね。
(出典:国立環境研究所HPより)
応急処置で対応できるのはレベル1まで
熱中症の症状レベルを確認するために、Ⅰ〜Ⅲの3段階で区別されています。
各レベルの症状は以下にまとめますが、応急処置で済むレベルはあくまで【1度】まで。
それ以上になると、救急搬送の可能性もあり自身では対処できなくなってしまいますので注意が必要です。
【Ⅰ度】
- めまい・立ちくらみ
- 筋肉がつる
- 汗を拭いても拭いても出てくるれ寝る
【Ⅱ度】
- 頭痛がする
- 吐き気がする
- 身体がだるい(倦怠感)
【Ⅲ度】
- 身体のけいれん
- 呼びかけに対して返事がおかしい
- まっすぐに歩けない・走れない
- 体温が高い
対策には水分と塩分を
あらかじめ対策を打っておくことが重要です。
対策としては、メディアで多数報じられているように、水分補給と塩分補給が重要です。
簡単に説明しておくと、熱中症にならないように身体は体温調節のために汗を放出します。
その時に同時に塩化ナトリウム(塩分)も同時に体外へ放出されているんです。
その時に水分補給が必要になるんですが、体内のナトリウム濃度が下がっていると体内での水分吸収がしっかりとできなくなって、水分だけが大量に体内にある状況になると体外に出そうとする作用が発生します。
それによって脱水症状が誘発されることに繋がるんですね。
よって、水分補給をする際には塩分も同時に取らないとより症状を重篤にする可能性がありますので、注意が必要です。
【熱中症】自身の体調確認と対策を
このようになぜ近年は熱中症対策が叫ばれているのかと、症状についての正しい知識を身につけていると、ちょっとしんどいなという時に可能性を疑うことができます。
その時に、二日酔いだとか寝不足だとか言っている場合じゃないということはおわかり頂けたかと思います。
周りの人がちょっとしんどそうだなと感じたら、ぜひ声をかけて休むように促すことで事を未然に防ぐことができますからね。
ちょっとしんどいなと感じ始めた時点で、すでにレベル【Ⅰ度】にかかっているというぐらいの意識でいるぐらいの方が良いでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
今年の夏はしっかり注意して乗り切ってくださいね。
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梅雨明けあたりから熱中症の発症率は一気に高まります。
しっかり準備しておきましょうね。