まさかそんなジンクスがあるとは誰も想像していないと思いますが、
「伊勢神宮に参拝するカップルは別れる!」などということを聞いたことはありますか?
いやいや、神様が祀られた伊勢神宮であるにも関わらず、その噂は聞いたこともない。という方もいらっしゃるかもしれません。
いつも仲の良いカップルなのに、デートの場所が伊勢神宮であったためにそれが原因で大好きな人とお別れするなんて嫌ですよね。
そこでここでは、初詣にカップル・夫婦で伊勢神宮へ行く際の注意点や、伊勢神宮の混雑状況をまとめてみました。
【初詣2019】伊勢神宮とは
伊勢神宮の歴史
伊勢神宮は三重県伊勢市にあります。
内宮の皇大神宮と外宮の豊受大神宮があり、宮社が125もある全てを「伊勢神宮」と呼んでいます。
皇大神宮に天照大神(あまてらすおおみかみ)が、豊受大神宮には五穀の神である豊受大神(とようけのおおかみ)が祀られていることで有名です。
二十年に一度遷宮(式年遷宮)を行っており、この神宮式年遷宮では、二十年ごとに本殿の建て替えを行っています。
これを続けることで弥生建築の独特な建築様式を受け継ぎ、現代に伝えています。
(前回は、平成25年に執り行われたので聞いた覚えのあるという方も多いと思います)
そもそも伊勢神宮は、国家の政治を祈る神社として考えられていたため、一般の方の参拝は禁止されていました。
その後、江戸時代以降に一般開放され、日本全国から参拝者が訪れるようになったそうです。
(このブームをお伊勢参りといって、現代の全国各地のお祭りに影響しています)
明治時代になると、伊勢神宮は国家神道の中心的存在となり、戦後、宗教法人神社本庁ができたことから、全国神社の本宗(ほんそう)となっています。
アクセス
伊勢神宮への初詣参拝は、初詣期間の混雑を予想すると、公共交通機関である電車やバスを利用して訪れることをおすすめします。
・近鉄「宇治山田駅」からバスで約10分
・近鉄「五十鈴川」駅からバスで約6分
交通規制
伊勢神宮へのアクセスは、電車や車、また、高速バスを利用して参拝へ訪れることができますが、特に初詣の期間は大変混雑が予想されるため、伊勢神宮周辺では交通規制がしかれます。
そのため、特に伊勢神宮まで車で行く予定とされている方は、迂回道路など、事前にアクセス情報をリサーチしておく必要があります。
また、伊勢自動車道伊勢西IC、伊勢ICでは、高速道路を降りることも困難になるなど毎年大渋滞が予想されるため、車で向かうことはおすすめしません。
しかし、どうしても車で行くことを希望されている場合は、三重県営サンアリーナ駐車場に車を駐車し、そこから無料シャトルバスが出ているため、それを利用して伊勢神宮へ向かってください。
このシャトルバスは内宮まで走行してくれるため、時短アクセスとしておすすめです。
【初詣2019】伊勢神宮 カップル・夫婦は要注意?!
伊勢神宮にカップルで参拝へ訪れると別れるというジンクスが本当なのか??
2019年はまさに伊勢神宮へ初詣に行く予定とされているカップル・夫婦にとっては知っておきたい情報ですよね。
実際、伊勢神宮へ参拝したことで別れてしまうようなことになっても嫌です・・・。
ここからは、なぜ伊勢神宮へカップルで初詣に訪れると別れるというジンクスがあるのかその理由をみていきたいと思います。
理由①:天照大神が女性神であるため
伊勢神宮の内宮には天照大神が祀られています。
この神様は女性の神様であることから、カップルで参拝へ訪れた方への嫉妬心から、二人を別れさせてやろうと思われるようです。
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2018.01.06 伊勢神宮の御朱印 外宮と内宮の両方もらった。 * * * #伊勢神宮御朱印 #travelphoto #instatravel #visit_tokai #伊勢志摩で発見
しかし、この天照大神に対して、何か願いごとができるという神様ではなく、世界平和や平穏無事な世界を作り、それらに感謝の気持ちを捧げる場であるため、私的な願いごとはタブーとされています。
理由②:参拝者が全国から大勢訪れるから
実伊勢神宮の内宮の参拝者は、なんと年間700万人もいるそうです。
また、伊勢神宮はパワースポットでもあるため、それを目的に全国各地から伊勢神宮目指して参拝に訪れる方は年々増加の一途を辿っています。
そのため、実際にはデートスポット化していることもあり、その分確率的にも別れるカップルが多くなるなど、あらゆるジンクスが広まっているようです。
理由③:遊郭のあった場所だから
伊勢神宮の周辺には、古市遊郭があり全盛期は70軒もの遊郭が軒を連ね、遊女も1,000人を超える時代があったそうです。
伊勢神宮で参拝を終えた後に遊郭で遊ぶことで精進落としになると考えられていたため、遊郭の人が「女性を連れて伊勢神宮に参拝へ来ると別れる」という噂を広めたそうです。
それがこのジンクスの始まりのようです。
【初詣2019】伊勢神宮の混雑状況
伊勢神宮は年間700万人以上も参拝者が訪れるほど人気の神社であることから、当然、初詣期間は大変な混雑が予想されます。
大晦日〜元旦〜三が日の混雑予想は?
大晦日の夜から元旦にかけて、また、三が日は、まったく身動きが取れないほどの大混雑となることを覚悟の上、伊勢神宮に参拝へ行きましょう。
実際、本殿への参拝まで2時間以上かかるのが当たり前です。
なかなか小さなお子様がいらっしゃるご家庭の方が大混雑の中、参拝へ行くとなるとかなりの計画が必要となります。
しかし、ある程度お子様が大きいご家庭や、参拝まで数時間並ぶことができる年齢のお子様がいるご家庭であれば、参拝時間や混雑状況をそこまで気にしなくても良いかもしれません。
特に伊勢神宮が大混雑している時間帯は午前11時頃だと言われています。
夜や早朝はどうかと言うと、初詣に行く狙い目の時間は早朝が良いでしょう。
伊勢神宮は午前5時に開門すること、また、初詣期間は参拝時間が延長されていて22時まで開放されています。
混雑が避けられそうな時間帯は?
そのため、世間が寝静まっているだろうという時間帯に動き出せば、大混雑に巻き込まれることなくスムーズな参拝が可能となるでしょう。
また、大晦日だけを外せば、夜間は比較的空いているので、カップルや少し大きなお子様がいらっしゃるご家庭の方などにおすすめの時間帯です。
この伊勢神宮の混雑は、1月7日まで続き、それ以降は比較的ゆったりと参拝することができるでしょう。
実際のところ、初詣なので三が日の間に参拝に訪れておきたいと思う方の方が断然多いと思います。
しかし、その場合はどうしても混雑を避けることはできません。
なぜなら、みんな同じ時間帯を狙って初詣祈願に訪れるからです。
そのため、上記でご紹介した時間帯をひとつの目安に伊勢神宮を参拝されてみられてはいかがでしょうか?
大晦日でも、日付の変わった3:00くらいまでは混雑していますが、早朝6:00頃には少し人の混雑は落ち着き、その時間以降からまた元旦の参拝客で人が溢れてきます。
何はともあれ、ゆったりと参拝したいという気持ちのある方は、早朝か夜間の参拝を狙って伊勢神宮を訪れてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
初詣にカップル・夫婦で伊勢神宮へ行く際の注意点や、伊勢神宮の混雑状況をまとめてみました。
伊勢神宮は日本の神社の中でも最高位であることから、その歴史も古く、神話の時代から続く歴史的背景があることが分かりましたね。
天照大神に対して個人的なお願いごとをせず、ジンクスは頭の片隅に置いて伊勢神宮を参拝してくださいね。
また、あなた自身が努力を重ねることでその願いは成就するというご利益を信じて、1年の始まりを伊勢神宮の初詣からスタートしてみられてはいかがでしょうか?