いよいよ気温が下がり出す季節になってきましたね。
真冬になると暖房器具は欠かせず、帰宅したらすぐに暖房のスイッチを入れる!という方がほとんどだと思います。
それに、あまりに寒い日は一気に温度を上げてしまうなど、やりがちな行動ですよね。
ところで、暖房を使用する際の最適な設定温度は何度くらいかご存知ですか?
暖かいに越したことはないものの、あまりに設定温度を高くすることで電気代も気になるところ。ここでは、暖房器具を使用する際の最適な設定温度について解説します。
【暖房】最適な設定温度とは?
暖房器具を使用する際の設定温度は、一体何度くらいが最適な温度であるかご存知ですか?
この設定温度については、通常「20℃」が基準となっています。
実際「20℃」と聞くと低い温度のイメージをお持ちになると思いますが、これには体感温度も関わりがあるため、一概に低いとも言えない温度なのです。
暖房を使用していても寒いと感じる場合は?
最適な暖房の設定温度としていても、それでも肌寒いと感じる方は、着用している洋服で温度調整を行うのが良いでしょう。
「寒い」と感じた時に暖房の温度を最適な設定温度から上げてしまうことで今度は汗ばんで暑く感じるだけではなく、電気代もかかってしまうため、あまりエコとは言えない状況になります。
また、肌寒い場合は加湿器と併用することによって乾燥を防ぎ、体感温度を上げることで快適に過ごすことができますよ。
暖房温度と湿度の関係性は?
寒い季節に暖房だけに頼り切ってしまうと、空気は乾燥してしまい、余計に風邪を引きやすくなってしまいます。
また、乾燥していることでインフルエンザウイルスが増殖し、簡単に罹患してしまうようになるんですよ。
しかし、最適な設定温度である20℃をキープしながらも、湿度を50%以上に保つことでインフルエンザウイルスは活動停止すると言われていることから、やはり設定温度と湿度は深い関係性があることが分かります。
なお、私たちの身体は湿度が10%上昇することで体感温度が1℃上がるため、特に梅雨時期や加湿しすぎることでも熱く感じることがあります。
【節約&エコ】より暖房効果を高めるにはどうすればいい?
せっかく様々な暖房器具を使用していても、その効果を最大限に高める必要があります。
その際に気を付ける点について以下にご紹介します。
設置場所を検討する
お部屋に暖房器具を設置する際は、暖房効果を高める場所を選ぶ必要があります。
例えば、窓際や壁際に設置し冷気の侵入を防ぐことで、お部屋全体をゆっくりと暖めるとより効果的です。
また、お部屋ごとに暖房器具を設置している方が電気代節約にもつながります。
各部屋に合った暖房器具を使用するようにしましょう。
リビングは特にエアコンの使用を!
家族が集まるリビングは、お部屋全体を暖かくすることができるエアコンが最適です。
その際、暖められた空気は上にあがってしまい、どうしても足元だけが冷えてしまうというケースが多いです。
その場合は床暖房やホットカーペット、また、こたつなど、一緒に組み合わせて使用してみましょう。
寝室は空気が汚れないエアコンがおすすめ
寝室が寒いと冷えてなかなか寝付けないこともありますよね。
その場合、空気が汚れないエアコンが最も暖かく就寝することができます。
最近のエアコンは加湿器を搭載したものも多く、就寝中の空気の乾燥を防ぐことができます。その他、スチーム式の加湿器などを一緒に併用するようにしましょう。
洗面所やトイレにもコンパクトなヒーター
意外と家の中で暖房器具の設置を忘れてしまいがちな場所は、洗面所やトイレではないでしょうか?
朝起きて支度をするも、どうしても寒さのために足先が冷えてしまうこともあるでしょう。
洗面所やトイレなどの狭い空間には、ハロゲンヒーターや遠赤外線ヒーター、またカーボンヒーターなどを活用するととてもコンパクトで使用しやすいため、おすすめです!
ご高齢の方がご家族にいらっしゃる場合は、ヒートショック対策にもなりますよ。
ちょっとした心がけでリスク回避できますね。
【暖房器具】節約&エコな省エネ暖房器具ランキング
暖房器具には様々なものがあります。
ここからは、暖房器具の「省エネ暖かさランキング」として、以下にベスト5をご紹介します。
省エネ暖房器具比較ランキング
第1位:エアコン
節電効果と最適な設定温度が自動で選択することができることを考えると、やはりダントツ人気はエアコンです。
また、毎年省エネ効果や機能性に優れたエアコンが発売されることを思うと、10年経過したエアコンを使用されている方にとっては、現在販売されている最新エアコンの電気代をみても、その安さに驚く方も多いです。
何よりも私たちが快適だと感じる最適な設定温度を保つことができる点において、ランキング1位となります。
第2位:こたつ
こたつのスイッチには「弱」「中」「強」の3段階設定となっていることが多いと思いますが、こたつは狭い空間をすぐに温める効果があるため、常に「弱」の状態で使用してもとても暖かく過ごすことができます。
また、こたつ布団に暖かいフリース素材などを使用することで、さらにぽかぽかと暖かく、設定温度を「中」や「強」にする必要性がありません。
これだけで足もとをぽかぽかと暖かさを保つことができるため、真冬の暖房器具としては重宝できますね。
こたつ布団は少しかさが高いため洗濯が面倒に感じますが、省エネや暖かさをとると、日本特有のこたつ文化は捨てがたい選択肢です。
第3位:ガスファンヒーター
ガスファンヒーターは、オール電化の住宅には不向きとなりますが、石油ファンヒーターのように灯油を注ぎ足す必要性がなく、ガスの元栓をひねるだけで使用することができるため、手軽さゆえ多くの方が利用されています。
最近では省エネタイプのものが主流となっていることから、「ガス代が想像以上にかかってしまった・・・」などといったこともありません。
なお、ガスファンヒーターは非常に暖かく、設定温度以上にお部屋の温度が高くなる傾向にあることを踏まえ、設定温度をあえて低めに設定することでより省エネに結びつきます。
それを行っても暖かさの観点からすると合格です!
第4位:床暖房
床暖房は最新住宅はもちろん、ここ数十年以内に建築されている住宅であれば、マンションなども標準装備されているケースが多いと思います。
床暖房設備があれば、他に暖房器具を使用しなくても冷える足元から暖かくしてくれるので、多くの方が好んで使用されますよね。
床暖房の方式としては、電熱線に電気を流して温める”電気式”とガスや電気で作る温水を流すことで温める”温水式”があります。
いずれも光熱費が驚くほど跳ね上がることもなく、王道の暖房器具のひとつと言えるでしょう。
第5位:石油ファンヒーター
最近の石油ファンヒーターは、ニオイが少ないものが多く販売されており、お部屋の広さに応じた大きさを選択することができます。
マンションなど気密性の高い居住空間の場合、リビングの広さよりも小さいサイズの石油ファンヒーターであっても十分暖かさを保つことができるとして人気です。
灯油を入れる手間はありますが、電気代のコストも安く、安全装置も装備されているため、火災などの心配もなく安心してしようすることができるとして人気です。
さて、すでにご利用の暖房器具と照らし合わせていかがでしょうか?
今年は買い替え時かもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
暖房器具を使用する際の最適な設定温度について解説しました。
もっと簡単なことで言うと、いつもよりプラス1枚、厚着をするだけでも設定温度を自分流節電モードに変えることができます。
寒い季節はほぼ毎日のように使うエアコン暖房だけに、適温設定や節約の工夫をしながら心も体も暖かく過ごしていきたいものですね!