オイルヒーターの購入を検討しているものの、口コミでは賛否両論分かれていて判断がしづらいとお悩みではないでしょうか?
他の暖房器具、いや家電という大きなジャンルで考えてもこれほど口コミで賛否両論が別れるアイテムやカテゴリーもめずらしいと言えますから当然です。
筆者自身、デロンギのオイルヒーターを利用した経験があるので、オイルヒーターというアイテムのメリット・デメリットから使い方のコツまでまとめてご案内します!
【オイルヒーター 】メリット
おそらくオイルヒーターの一般的なメリットとしてあげられるポイントとは違うかも知れません。しかし、実際に筆者が購入時に考えたメリットをまとめます。
・灯油がいらない
・暖房によって空気が乾燥しない
・環境にやさしい
この3点がメリットと考えていました。
それまでの暖房器具の経験というと、石油ファンヒーターや石油ストーブがほとんどで、エアコンを暖房に使うと空気が乾燥するのと、足元が冷えるという点で使っていませんでした。
石油(灯油)はあなたもご存知の通り、ガソリンスタンドへ毎週のように買いに行くのも面倒ですし、一番困るポイントは寒い夜に限って灯油を補充しないといけないこと。
実家にいる頃、灯油の補充は家族内で一番年少の私の仕事だったので痛感していたんですよ。
そして、一人暮らしを始めた頃に初めての冬を迎えるにあたって、デロンギのオイルヒーターを購入したわけです。
灯油については補充の問題だけでなく、当時の私はタバコを吸っていたので火の用心の観点から灯油を置きたくなかったんですね。そして、車もないので灯油を買いに行けないという理由も。。。
そして、空気が乾燥しないということも重要でした。
私は出張でビジネスホテルに泊まっても、夏でも冬でもエアコンを付けっ放しで寝るとすぐに喉がヤられます。
(ほとんどの人がそうだと思いますが、たまに全く頓着しない方がいますよね?あなたはどちらでしょうか?)
そしてオイルヒーターの良いところは、周辺の空気が温まっているので濡れたタオルを近くにかけておくと、加湿してくれるんです。(これは洗濯物でも同じです)
だから、加湿器いらずでもあるんですね♪
そして最後に、環境にやさしいこと。
これすなわち人間にやさしいということです。ああ、猫にもやさしいですね。
最近では多くの家庭が空気清浄機を利用されていますが、何らかの原因で空気自体が汚れたり空気中に混じったりということが原因です。
そのあたりをクリアにしている暖房器具と言えるんですね。
このような点から、いろんな意味で「安心」が買えるということですね。
1人暮らしを始めたての私にとっては、そんな「安心」が重要だったんですね。
【オイルヒーター 】デメリット
どんなものにもメリットがあれば、デメリットがあります。
3点にまとめましたよ。
・電気代が高くなる
・すぐに暖まらない
・重いので移動が大変
オイルヒーターを考えた時、まず第一に電気代の問題が出てくることはあなたもすでにご存知だと思います。
確かに月々の電気代は上がって目を剥くレベルです。
しかしながら、ここで考えないと行けないのは多くの方が、月々の基準値と比較しているということです。電気代はこれぐらい。ガス代はこれぐらい。と。
この基準に対してはもちろん高くなります。オイルヒーターが増えているわけですからね。
そもそも寒くなると暖房費がその他の月に比べて増えるのは当たり前なんですが、仮に灯油を買うとなるとそのまま費用が増えるわけです。そして、灯油を買いに行く手間と、ここぞという時に補充に行かないといけないという葛藤があります。
これがガスを使う暖房器具であっても同じでガス代は上がりますよね。
さらにガス漏れのリスクというものも付いてくる。
こういう形で、どんなもので”あちらを立てればこちらが立たず”という点はありますので、電気代だけに焦点を当てずに総合的に判断する視点を導入する必要があります。
次に、オイルヒーターの一番のデメリットとも言えるのが”すぐに暖まらない”ということ。
これは根本的に私たちの考え方を変える必要があります。
オイルヒーターの場合は、部屋全体の空気をフワーッと暖かくする暖房器具なんです。
ですので、これまでの暖房器具のようにアッツアツの空気を吐き出して無理やり空気を暖めるということではないんです。
ですので、1時間ぐらいは暖めるのに時間がかかることを見越して、計画的な生活をする必要があります。タイマー機能を利用して帰宅予定の1時間前から電源ONになるとか、朝起きる1時間前にスイッチが入るという設定にしておくと快適なんですよ。
しかし、私の失敗談としては出張が何回も重なり1ヶ月の半分ぐらいしか自宅にいなかった時に、タイマーをそのままにしていたので誰もいない部屋を暖めていたということがありました。(この時、電気代に目を剥きました)
もちろん、出張に行くからとタイマーをセットしていなかったら、出張から帰った時には寒い寒い部屋で1時間ほど暖まるのを待つ必要がありますよ。
(最近は、ヒーター自体がwi-fi対応でスマホから操作できる商品もあるのでこの点は安心ですね)
最後に、本体が重いこと。
これは中にオイルが入っているので仕方がないことですが、冬場が置き場がほぼ固定されると思うので問題ないのですが、衣替えのシーズンに片付けたり、出したりする時にけっこう困ります。
キャスターがついてはいるのですが、本体サイズによるものの10kg程度の重さはありますので持ち上げたりするのは男性でもキツいですよ。
ご自宅の動線を考えて見ることはおすすめしておきます。
【オイルヒーター 】使い方のコツ
オイルヒーターのメリットとデメリットをご紹介しましたが、このようなオイルヒーターの使い方のコツを考えてみました。
寝室で使う
まずは空気が乾燥しないということ。
そして、オイルヒーターには動作音がないので静かというメリットがあります。
この2点から寝室で使うことに適しているかと思います。
リビング・ダイニングなど比較的広めのお部屋だと暖めるまでに時間がかかって電気代もかかりますが、寝室という比較的コンパクトなお部屋ならそれほどです。
サーモスタッドというある程度暖まったら、パワーセーブする機能を持ったアイテムも多いですし、寝る前の1時間と起きる1時間前からのタイマーセットで効率的に使えますよ。
置き場所は窓際に
何度も言いますがオイルヒーターは、フワーッとお部屋全体を暖める暖房器具です。
フワーッと暖かいお部屋に窓の部分から屋外の冷気が伝わってくると、お部屋の中で暖かい部分と寒い部分に分かれてしまうんです。
ですので、オイルヒーター自体を窓際に寄せて設置して冷たい空気を暖めることでお部屋全体を暖めることができるんですね。
コンセントはタコ足にしない
こちらはお部屋の快適性には関係ありませんが、コンセントはタコ足にせず単一で指すようにしましょう。オイルヒーターはかなりの電力を消費します。
冬場はなにかと電気使用量が増えますので、ブレーカーが落ちる可能性があります。
電子レンジやドライヤーなど同時に使うと瞬発的に使用電力が上がりますので、電気経路が異なるかなど少し意識してみると、お風呂に入っている時に停電がブレーカーが落ちたりしませんよ♪
ペットを飼っている方は、指定席を用意しておかないといけませんね。
まとめ
いかがでしたか?
オイルヒーターはなかなか使い勝手は良いものですよ。なんといっても他の暖房器具にはない、雪山で小屋の窓からもれる灯りのような暖かさが感じられます。
あなたの使い方や生活スタイルとマッチすれば、これほど使える家電はないとも言えますので、一度整理してみることをおすすめします。