美しい山々に囲まれた飛騨高山で開催される「春の高山祭(山王祭)」は、16世紀〜17世紀に始ました。
なんと約300年という長い歴史を持ち、桜が満開となる華やかな春のお祭りとして知られています。
春のうららかな気候の中でゆったりと優雅な気持ちで楽しむことができる「山王祭」は、とても人気です。
そこでここでは、飛騨高山で開催される「春の高山祭(山王祭)」の2019年開催日程や周辺駐車場情報、さらには高山祭の見どころをご紹介します。
【春の高山祭(山王祭)】日程とアクセス
春の高山祭(山王祭)とは
春の高山祭(山王祭)とは、日枝神社の例祭として開催され、春を呼び込むためのお祭りとして知られています。
正式名は「山王祭」と呼ばれます。
この春の高山祭(山王祭)は、絢爛豪華に披露される妙技や、神輿行列など、華やかなお祭りという側面だけではなく、高い芸術性も誇ることで知られています。
代々伝わる12台の屋台には、100個にも及ぶ提灯が灯り、とても幻想的な雰囲気の中、夜のお祭りも楽しむことができます。
そんな高山祭は、春に行われる「山王祭」、そして秋に行われる「八幡祭」があり、この2つのお祭りを合わせて「高山祭」と呼ばれているため、一言で「高山祭」と言った時には春か秋かの確認が必要です。
春の「山王祭」は、雨に降られなければ満開の桜と絢爛豪華な屋台のベストショットを堪能することができるので、大人気のお祭りとなっています。
【春の高山祭(山王祭)】2019年の日程
会場:日枝神社(岐阜県高山市城山156)
春の高山祭(山王祭)のスケジュール
9:30~16:00:屋台曳き揃え→お旅所前広場・神明町通り・本町1、2丁目<
11:00頃〜:からくり奉納→お旅所前
13:00~16:00頃:御巡幸(祭行列)→日枝神社~お旅所
14:30頃〜:からくり奉納→お旅所前
18:30~:夜祭→神明町付近~お旅所付近
★2日目(4月15日)
9:30~16:00:屋台曳き揃え→お旅所前広場・本町1、2丁目・さんまち通り
10:00頃〜:からくり奉納〜お旅所前
12:30~16:00頃:御巡幸(祭行列)→お旅所~日枝神社
14:00頃〜:からくり奉納→お旅所前
2019年開催日程の初日は日曜日です。
そのため、例年よりも混雑が予想されるため、前日の13日(土)から高山に入って観光する良いうなスケジュールを早めに計画してアクセスするようにしましょう。
アクセス
電車の場合
東京方面から
東京駅から東海道新幹線を利用し名古屋駅まで約1時間50分
名古屋駅でJR高山本線に乗り継ぎ高山駅まで約2時間20分
所要時間約4時間10分
関西方面から
①新大阪駅から東海道新幹線を利用し名古屋駅まで約50分
名古屋駅からJR高山本線に乗り継ぎ高山駅まで約2時間20分
所要時間 約3時間10分
②大阪駅から高山駅へ乗り換えなしでアクセスが可能です。(特急ワイドビューひだ号乗車)
大阪駅から東海道本線経由で岐阜駅へ、そこから高山本線経由で高山駅へ、高山駅東口から日枝神社まで徒歩20分で到着。
所要時間 約4時間10分
名古屋方面から
JR名古屋駅からJR高山本線に乗り高山駅へ
所要時間 約2時間20分
※例年、JR名古屋駅発の臨時列車「ワイドビューひだ号」が数本運行されます。
北陸方面から
JR富山駅からJR高山本線経由で高山駅へ
所要時間 約1時間30分
自動車の場合
東京方面から
調布ICより中央自動車道と長野自動車道を経由し松本ICまで約2時間30分
松本ICより国道158号経由で平湯温泉まで約1時間
平湯温泉から国道158号経由で高山駅前まで約50分
所要時間約4時間20分
関西方面から
「豊中IC」から名神高速道路を経由し「一宮JCT」まで約2時間。
「一宮JCT」から東海道北陸自動車道を経由し、「飛騨清見IC」まで約1時間30分。
「飛騨清見ICから中部縦貫道を経由し、「高山IC」下車約20分。
「高山IC」からは一般自動車道を走って「高山駅」まで約10分。
所要時間約4時間
名古屋方面から
知多半島道路、名古屋高速道路、名神高速道路、東海北陸自動車道、中部縦貫道を経由して高山駅前まで約3時間
北陸方面から
①富山から国道41号経由で高山駅前まで約2時間
②金沢から北陸自動車道、東海北陸自動車道を経由し白川郷ICまで約1時間
白川郷ICから東海北陸自動車道、中部縦貫道を経由し高山駅前まで約50分
所要時間約1時間50分
【春の高山祭(山王祭)】駐車場情報
高山駅周辺には収容台数の多い有料駐車場がいくつもあります。
また、お祭り開催の日は、臨時駐車場も開放されるため、そちらも利用してください。
臨時駐車場から会場に向かうシャトルバスが運行されているため、安心ですよ。
しかしながら、どこでも空いていそうな所に駐車したら良いというわけではなく優先順位があります。
①無料の臨時駐車場に停めて、シャトルバスで会場へ
②市営・民営駐車場(有料)へ駐車する
③市営・民営駐車場とも満車になった場合は、小学校に開設される臨時駐車場(有料)
2019年の駐車場情報は、まだ発表されていませんが昨年の情報を掲載しておきます。
臨時駐車場
(出典:http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000002/2000024/2000192.html)
真光匠ヶ丘臨時駐車場(無料・シャトルバス有)
駐車台数:700台
時間:9:00〜
<シャトルバス運行時間>
高山市民文化会館行き
14日:午前9時から午後9時
15日:午前9時から午後4時
西小学校臨時駐車場(有料)
駐車台数:150台
料金:1,000円
時間:無料臨時駐車場、市営・民営駐車場が満車になった際にオープン
花里小学校臨時駐車場(有料)
駐車台数:250台
料金:1,000円
時間:無料臨時駐車場、市営・民営駐車場が満車になった際にオープン
市営・民営駐車場
(出典:http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000007/2000369.html)
このMAPのようにJR高山駅東側には、多くの駐車場があります。
1つ1つが比較的駐車台数も多いため、停めやすくはなっています。
また、それぞれの駐車場の空車状況はネットで確認できるという便利さですので、会場周辺まで近づいてきたら、状況を確認して向かいましょう。
【春の高山祭(山王祭)】見どころ
ここからは、春の高山祭(山王祭)の見どころとして挙げられる「御巡幸」「屋台曳き揃え」「からくり奉納」「夜祭」をそれぞれご紹介します。
御巡幸(ごじゅんこう)
御巡幸は、神輿を中心とし、獅子舞や闘鶏楽、裃(かみしも)姿の人々が数百人という大行列で民俗芸能を披露しながら町中を巡り歩きます。
日本の古き良き時代の姿は、時代絵巻のようにとても素晴らしく、見て楽しむことができます。
その行列の中心に位置する神輿はまるで殿様のように見えます。
春の高山祭の初日に行われる行列は、日枝神社を13時に出発し、高山陣屋へ行き、そこで1泊することになります。
そして2日目は、高山陣屋を12時30分に出発し、日枝神社へ向かって歩きます。
大勢の人が練り歩く姿はまるで大名行列のようにも見えます。
屋台曳き揃え
春の高山祭で注目すべきは「屋台曳き揃え」です。
これは、国の重要有形民俗文化財に指定されている屋台を見ることができます。
とても豪華絢爛で、美しい装飾がとても目を引き、印象に残るだと言われています。
屋台は日本三大曵山祭のひとつとされているだけあって、とても豪華で日光東照宮の「動く陽明門」と例えられており、お祭りのスケールの大きさがうかがえます。
2019年は12台のうち11台の屋台が披露されるようなので、春の高山祭を訪れる計画をされている場合は、開催場所もチェックしておくようにしましょう。
その他の日本三大曳山祭は、「秩父夜祭」と「京都の祇園祭」なんですよ。
からくり奉納
「三番叟」「龍神台」「石橋台」の3つの屋台に「からくり人形」が設置され、お旅所にてからくり人形を動かすために、「からくり奉納」が行われます。
このからくり奉納は2日間行われ、開催時間は14日は11時〜と14時30分〜、また、15日は10時〜と14時〜のそれぞれ1日2回、時間は1回あたり約50分の予定で実施されます。
からくり人形でありながらも、まるで生きている人間と同じようなキレのある動きがとても印象的ですよ。
夜祭
春の高山祭のもうひとつの楽しみは、14日の夜に行われる「夜祭」です。
11台の屋台に100個もの提灯を灯しながら町を巡り歩くその美しい光景は一度見ると目に焼き付いて離れません。
お祭りの終盤は、みんなで「高い山から」を歌いながら、屋台蔵へ帰るというとても情感漂う締めくくりを迎えます。
昼に行われている春の高山祭とはまた一風変わった雰囲気と幻想的な風景を味わい楽しむことができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
飛騨高山で開催される「高山祭(山王祭)」の2019年開催日程や周辺駐車場情報、さらには高山祭の見どころをご紹介しました。
春の高山祭は、祇園祭や秩父夜祭と合わせ「日本三大曵山祭」と呼ばれるほど美しく豪華なお祭りです。
誰もが圧巻の屋台を楽しむことができるなど、昔の日本の姿を楽しめる気がします。
ぜひ、2019年春の高山祭(山王祭)へお出掛けされてみてはいかがでしょうか?