友人の結婚式の連絡が来て、合わせて頼まれるのが余興だ。
これは頼まれる人は頼まれるもので、しない人は一生しないのだろう。
しかしながら、今回余興の依頼を受けたあなたは、今後の人生で何度か経験するかもしれないのでしっかりとポイントを押さえておきたいですね。
すでに何度か結婚式に招待されて参列した経験のある方は、他人の余興でなんとも言えない気持ちになったこともあるでしょう。
私自身、この記事を書きながら突然思い出したのが
年の離れた兄の結婚式でカラオケを歌った会社の同僚だ。
声が小さい上に、たまに聞こえてもヘタクソで後日ビデオを観る時も早送りされてしまう始末だったのです。
(↑主役ではないので当たり前ですが、いたたまれない気持ちになります)
そんなこんなで何度か余興で歌ったことのある筆者の経験と、参列して色々とみて来た経験からこれから余興デビューのあなたにアドヴァイスをまとめます。
結婚披露宴における余興の位置付け
そもそも余興ってなぜあるのか?という点から考えると、私自身が考えるのは「何かないと間が持たない」ということだと思います。結婚披露宴全体の流れから考えてみましょう。
【結婚披露宴】タイムテーブル
ざっくりとした14:00スタートのモデルケースはこんな感じです。
(昔、式場でアルバイトしていた経験より)
【結婚披露宴】タイムテーブルの詳細
結婚式披露宴は、全体で2時間30分っていうのが相場です。
どこの式場もそれぐらいの時間でタイムテーブルを組んでいます。
(多少、長くなっても大丈夫なぐらいように計算されています)
新郎新婦は、式場と式の進行を打ち合わせしていきますが、まず決まっているのは入場から乾杯までの各種挨拶。
その次にケーキ入刀あたりまでは鉄板ですね。
ケーキ入刀も正直どっちでもいんですが、無かったらないで参列者も肩透かしになります。
そのあと歓談っていう、とりあえず飲み食いをゆっくりしてねっていう時間になるんですが、その次がお色直しぐらいになるんですよ。
(歓談の時間は、基本的には食事の時間になっていますが、裏方から考えると時間調整の時間でもあるんですよ)
そして、お色直しの目安は、始まってから1時間ぐらいです。
そうすると30分ぐらいは歓談タイムになるんですけど、これぐらいの時間が空いてしまうと普段の飲み会同様グタァ〜ッてなってくるんですよ!
まずその対策としての余興が1組。
ここで逆算すると、二時間半のラスト30分は新郎新婦とご両家ご両親のための時間になっています。(花束とか挨拶とかね)
そう考えると、お色直しが終わって入場してからだいたい40分ぐらいあります。
これも歓談と言う名の完全な世間話タイムです。
ちなみに、お色直しの間はトイレタイムとなるので、完全に場が緩んでしまいますよね。
というわけで、世間話タイムをしっかり締めるために余興2組目がセットされるんです。
このように歓談という名の空白の時間に、少しスパイスを加えるために余興を盛り込むことになります。
一般的にはスピーチまたはカラオケというのが定番ですよね。
【結婚式余興】気をつけることは?
いざ余興を頼まれると、なかなか断ることもできないので、基本的に友人代表のスピーチは指名して依頼されるケースがほとんどだと思います。
まぁ、この場合ほとんど断れないと思いますので、なんとか頑張るしかないですね。
基本的に一般の人にとっては、スピーチでしっかりと話をまとめようとすると非常に難しいと思います。
万が一、依頼が来てしまったときにはコチラの小説がオススメです。
筆者が原田マハさんにハマってた時に読んだ本で、もしスピーチの話が来たら再読しようと頭の片隅においている本です。
全体を通してスピーチでいかに人の心を掴むかという点がポイントになっているので、一気読みできます。
(最近、人気急騰の原田マハ作品なのでゆるく楽しめますよ)
そして、「何か余興を」という依頼でとりあえずカラオケでも歌うかという話になるかと思います。
その時に気をつけるべき点はこんな感じです。
いかがでしょうか。
今まで披露宴に参列されたことがあれば、いずれかに該当するケースに接する機会はあったはず。
どちらかというと、やってはいけないことリストのようになってしまいましたが、コレって本当に重要です。
なぜなら、カラオケなんて誰も聞いてない!
この事実を忘れないでください。
過去に参列した披露宴で、どんな人がなんの曲歌ってたかなんて覚えてないでしょ?
そんなものなんですよ。
上記の気をつけるべき点を踏んでしまうと悪目立ちして、「アレは何やったんや?」と記憶に残るんです。
そして、半年か1年経った頃の親族の酒の肴にされるハメになりますからね。
【結婚式余興】歌の選曲はどうする??
そして一番重要なポイントは選曲ですよ!
筆者自身、30代後半になって今の新曲って何を聞いても同じにしか聞こえないです。
コレを聞いてうるさい人は、J-POPが隆盛した90年代を知ってるからとかいうのがいるかもしれませんが、そういう問題ではなくどっちでもよくなってくるんです。多くの人は。
特に最近は、音楽の形式というか作りが似すぎているので、30代後半以降はそういう感じと理解した上で選曲頂けるとみんな助かります。
(ある意味、全く知らない方はそもそも聞いてもいないので、記憶にも残らないという話もありますが)
「One love」嵐
「バンザイ」ウルフルズ
「乾杯」長渕剛
「お嫁サンバ」郷ひろみ
「恋」星野源
「家族になろうよ」福山雅治
「ひまわりの約束」秦基博
「愛を叫べ」嵐
(出典:結婚スタイルマガジンより)
このあたりが結婚式情報サイトでは定番としてピックアップされています。
やっぱり、あぁ聞いたことあるなと思える曲ばっかりですね。
一緒に聞こえ始めて来た私も何となくわかります。
なかには難しい曲もありますから、2曲ぐらい並行して練習してみるといいでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
結婚披露宴の余興を頼まれた時の心構えをまとめてみました。
どちらかという悪目立ちしないようにまとめましたが、練習を重ねる中で「コレはいける!」っていう手応えを感じたなら、当日会場を感動の渦に巻き込むぐらいやってもいいと思いますよ。
その手応えがあれば、「あの歌良かった!」って言われるぐらいやってやりましょう。
しかしながら、「世間は広い」という格言を忘れないよう、自分自身への問いかけを忘れずに。