毎年ゴールデンウィーク(5/3〜5/5)に開催される人気の「浜松祭」をご存知ですか?
静岡県浜松市はこの時期、「遠州のからっ風」がふくことで知られ歴史ある凧揚げ祭が開催されています。
地元の方もちろんのこと、各地から訪れる方も多い東海地方きってのお祭りです。
ぜひ今年こそはというあなたのために、お祭り大好きの筆者がアクセス・駐車場・交通規制情報をまとめていきます。
浜松祭とは
浜松祭は、2018年の新聞発表によると3日間合計170万人以上の来場者数を記録するゴールデンウィーク期間に全国から人々が訪れる人気のお祭りです。
そんな浜松祭は、そんじょそこいらのお祭りとは一味違う特色があります。
それは「市民まつり」であること。
一般的にお祭りというと神社やお寺での年中行事として行われますが、浜松祭は神社もお寺も関係ありません。
本当に市民と自治体によって成り立っているお祭です。
しかしながら、そういう町興し的なお祭りは全国にたくさんあるんじゃないのか?
と思われるでしょ??
浜松祭はものすごーく長い歴史のある「市民まつり」なんですよ。
浜松祭の歴史
正式なスタートはわかりませんが、葯450年前に始まったと言われる浜松祭。
起源は、時のお殿様に長男が誕生したことを祝うために凧を揚げた事が始まりと言われています。
このことから、現在でもお祭の開催主旨として「子供の誕生を祝う」という事が第一義に定められています。
また、地域の住人には長男が生まれた時に凧を揚げる「初凧」という風習が今も残っているほどです。
この「初凧」の風習は、明治時代中期に本格的に広がり定着していったそうです。
しかしながら、その時は各町がそれぞれで行っていました。
それが、大正時代になると町ごとにバラバラでやるのではなく、1つにまとまってやりましょう!となり、行われるように変遷していきます。
その後、終戦を迎えても3年後には再開し(50ヶ町以上の参加)、現在では170町以上の参加と拡大しています。
現在の「浜松祭」の名称は昭和25年からスタートして、すっかり地元では定着したお祭となっています。
浜松祭の見どころ
歴史ある浜松祭の見どころというか、目玉企画は2つ。
「凧揚げ」と「御殿屋台引き回し」です。
それぞれをご紹介しますね。
【浜松祭】凧揚げ
もともと浜松祭りの起源とも言える凧揚げですから、開催期間中は連日(10時〜15時)開催されます。
特に、初日(5/3)の10時には開会宣言とともに花火が打ち上げられ、盛大にスタートするので行かれる場合はハズせないイベントですね。
2日目(5/4)3日目(5/5)には「糸切り合戦」が行われます。
これが熱を帯びるイベントで、互いの糸を擦り合わせて糸を切る戦いです。
町の意地とプライドをかけたデッドヒートが繰り広げられるので、その糸さばきにご注目下さい!
凧揚げ無料観覧席
凧揚げ会場には、観光客用に無料観覧席がありますので早めに会場入りしてゆったり眺めましょう!
(出典:公式サイトより)
ちなみに会場内は禁煙となっていますのでご注意ください。
また、車イス席も用意もあるようですので、あらかじめご確認ください。
【浜松祭】御殿屋台引き回し
御殿屋台引き回しは、80町以上が参加する趣向を凝らした屋台行列です。
屋台には提灯が煌びやかに輝き、町それぞれの太鼓や笛の音を奏でながら開催期間中、日の暮れた18:30〜21:00の間にJR浜松駅前一帯を練り歩きます。
また、周辺施設では催事が行われているため時間いっぱいまで、あちらこちらを楽しめるようになっているんですよ。
(出典:公式サイトより)
【浜松祭2019】アクセス・臨時駐車場・交通規制情報
【浜松祭】アクセス
<電車>
JR浜松駅を下車
※JR東海道本線と新幹線が停車します。(新幹線は、こだまのみ停車)
名鉄沿線の方は、名古屋駅または豊橋駅に出てJRへお乗り換えください。
<自家用車>
東名高速 浜松西ICまたは浜松ICで降りて海側へ南下。
新東名高速 浜松浜北ICで降りて海側へ南下。
JR浜松駅から凧揚げ会場となる中田島会場までは、シャトルバスが運行しています。
9:00〜14:00発まで随時運行されていて、片道:大人280円小人140円となっています。
【浜松祭】駐車場:飯田公園臨時駐車場
名称:飯田公園
住所:浜松市南区大塚町1876-1
時間:8:00〜16:00
駐車台数:約1,200台
臨時駐車場から、凧揚げ会場の中田島会場までシャトルバスが運行されています。
9:00〜14:00発まで随時運行されていて、片道:大人280円小人140円となっています。
駐車場閉鎖の時間が近いので、戻る時間については注意が必要ですね。
【浜松祭】交通規制情報
①国道1号線以南の中田島会場周辺
②御殿引き回しの行われる市中心部(JR浜松駅周辺)
浜松市内は渋滞が発生しやすい道路状況となっているようです。
お車でお越しの際は、みんなよりも早め早めの移動開始を心がけると渋滞回避ができそうですね。
ちなみに、②の中心部については夕方から規制されるようです。
【浜松祭2019】雨の場合はどうなる?
すでにお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。
実は、浜松祭の目玉イベントである「凧揚げ」と「御殿屋台引き回し」は屋外で行われるものです。
もちろん、ほとんどのお祭がそうなんですが雨天の場合は中止となります。
せっかく計画を立ててお祭を楽しみにしている観光客のあなたや私にとっては非常に厳しいですが、お天気だけはその日にならないとわからないですもんね。
もし万が一、せっかく浜松祭に行ったのに雨に降られた場合の楽しみ方をご紹介します!
【浜松祭】ミス浜松コンテスト
ご当地祭の定番とも言えるミスコンテストです。
グランプリとミス浜松2名が選出されるようです。
日程は、初日(5/3)の13:30〜16:00にアクトシティ大ホールで行われます。
JR浜松駅前にありますから、移動も楽チンですね。
入場料は500円かかるようなので、たっぷりと楽しんでくださいませ。
【浜松祭】世界の屋台
JR浜松駅近くのサンクンプラザでは、「世界の屋台」と称して世界各国の食べ物や飲み物が大集合しています。
こちらは、お祭期間中は常設されていて11:00〜20:00(最終日のみ19:00)が営業時間となります。
浜松といえば、餃子やおでんなんかもきになるところですがちょっと珍しい物に挑戦してみるのも思い出になりそうですね。
【浜松祭2019】アクセス・駐車場・交通規制・雨の場合のまとめ
いかがでしたか?
ゴールデンウィークに開催される浜松祭のアクセス・駐車場・交通規制情報と雨が降った場合の楽しみ方をまとめました。
せっかく観光で行くので、目玉となるイベント「凧揚げ」と「御殿屋台引き回し」は見ておきたいところですよね。
でも、その日の天気次第では雨天中止となってしまいますので、その際はミス浜松や世界の屋台で楽しんで、翌日晴れることを願いましょう。
遠方からでもアクセスしやすいお祭りになっていますので、ぜひ一度訪れてみたいデスね♪